【遊ぶ】いざフィリピン最高峰に挑む!登山初心者によるアポ山登頂の記録〜登山編①〜

アポ山

皆さんこんにちは!ダバオッチのホノカです。前回の準備編はご覧いただけましたか??アポ山を登るにあたっての持ち物や注意事項などを詳しく紹介しているので、ご参照下さい!道具の準備、そして体と心の準備ができたらいよいよアポ山頂に向けて出発です!

筆者はハローワールドさんの2泊3日のツアーに参加し、こちらの記事は登山編パート1となっています。山登りの様子や絶景を沢山紹介しているので、皆様も一緒に登っている気持ちになっていただけたら、嬉しいです!果たしてフィリピン最高峰の2,954mのアポ山の山頂にたどり着くことはできるのか、ぜひハラハラしながらご覧下さい!笑

準備編はこちらから↓

【遊ぶ】いざフィリピン最高峰の2,954mに挑む!登山初心者によるアポ山登頂の記録〜準備編〜

【1日目】

5時00分 ハローワールドさんのオフィス前に集合

アポ山 

まだ外は真っ暗の時間に集合し、バンで出発します。ダバオ市内の滞在先のホテルからの送迎も可能なので、ハローワールドさんにお問合せ下さい。  

5時15分 出発

コースタルロード 

海岸沿いのコースタルロードでの日の出はとても綺麗でした✨途中でガイドさん2人と合流しました。  

7時30分ごろにカタパガンの集落に到着し朝食を食べたり、昼食を購入しました!ここまでくると、だいぶアポ山に近づいてきて、気温も低く涼しかったです。  

アポ山

そしてここからさらに登山口を目指します!どんどんアポ山に近づいていき、緊張感も高揚感も増してきました。  

8時20分 登山口に到着

アポ山

休憩を挟んで約3時間で登山口に到着しました!登山口はDesander Powerplanです。到着した時の感想は、意外と質素なスタート場所だなと思いました笑もっとアポ山と書かれた看板もあるかと思いましたが、水路を渡りいよいよ登山開始です!  

アポ山

まずは20分歩いた先の中継地点コラン(Citio Culan)を目指します。傾斜は割と急でしたが、道がしっかりあるので、苦労することなく辿り着けます。途中ではアポ山の山頂をしっかり捉えることができます。本当にあそこまで行けるの?と思ってしまうくらい遠く感じましたが、まだまだ元気です。写真に見える雪のように白い岩肌の場所に苦しめられるので覚えておいて下さい笑  

8時40分 中継地点コランに到着

アポ山

コランという小さな山村に到着です。ここでは登山者の確認を行ったり、ルートの説明を受けたりします。サリサリストアもあるので間食や飲み物を追加で購入することも可能です。バスケットボールで遊んでいる子供たちなどのどかな雰囲気に癒されます。

 

登山口から18歳の少年が食材やテントを運ぶポーターとしてついてきてくれていたのですが、コランで重さを測ってみると30キロでした。30キロを背負い、サンダルで登る彼にずっと感服していました。ということで筆者を含めた参加者2人、ガイドさん2人、ポーター1人の5人でグループとして登っていきます!  

そして次は新たな集落、トゥンピス(Tompis)を目指します。休憩をして9時20分ごろ出発しました。集落が続いているので、この道は物や人の移動が盛んなのですが、移動には馬が使われることが多いです。なので馬の排泄物を踏まないように歩くのが大変でした笑とても登りやすい道が続いていますが、紫外線が強くとても暑いです。半袖にジャケットでも汗だくなので、ここでジャケットを脱ぎました。  

9時50分 中継地点トゥンピスに到着

アポ山

休憩を入れても30分で到着しました。コランよりは小さな集落ですが、村人がお花を売って生活していました。登らなければみることができない、アポ山に住む人々の暮らしを垣間見ることができました!  

アポ山

また電波ですが、キャンプ地でも弱い電波が時々通っていましたが、トゥンピスまでが問題なく通信ができる場所だったので、何か最後に伝えたいことがある方はトゥンピスでお願いします笑 

そしていよいよ森林地へと入っていきます!とても暑いですが、草が密集しており、道も狭くなるのでジャケットは着て登りました。前日から天気が良かった影響で、地面も濡れておらず滑りやすい道も特になかったです。これこそ登山だ!というような道で、いよいよ始まったんだなと実感が沸きました。  

アポ山
休憩中

また、5分に1回ペースでは休憩を入れてくれるので疲労感を感じることなく登ることができました。  

11時10分 バサカンEキャンプに到着、昼食

アポ山 

森林の中を1時間ほど歩いたら1つ目のキャンプ地、Basakan E Campに到着です。ここでアポ山頂上までは残り9キロになりました!ここで昼食タイムです。朝も早かったですし、お腹はペコペコです。昼食は朝にカタパガンの町で買った、フライドチキンと野菜、ご飯だったのですが、野菜よりももっと手軽に食べられるものの方が良かったなと後悔しました、、。  

ここには沢山きのこがいました🍄毒キノコなのかわかりませんが、なめこのような可愛らしい見た目でした!  

昼食を終え、1日目のキャンプ地を目指して出発です!再び森林の中を歩いていきます。少し歩くとBugha- Ananという休憩地につきました。ここは山頂まで残り8.6kmの場所になります。先ほどのキャンプ地からは400mしか歩いていないことになるのですが、体感ではもっと歩いていたつもりなので落ち込みました笑   傾斜もちょっとずつ急になって高低差が大きく、少しずつ息も上がってきましたが休憩を沢山入れてくれるので大丈夫でした!  

12時40分 ビッグロックEキャンプに到着

アポ山

休憩を含めトータル1時間7分でBig rock E-Campに到着しました。ここで山頂まで6.4kmになりました!キャンプ地が多いので、いつになったら宿泊するキャンプ地につくのかと同じ森林の景色に疲れを感じてきたのが、この辺だったと思います。  

アポ山

この休憩所周辺では幹や木の枝が足元の障害になり、苔の多い森林地区となってきました。標高も高く涼しいはずの森林ですが、蒸し蒸しとしていて依然として暑いままです。そして次は1日目のキャンプ地を目指します。  

14時00分 ティニカランキャンプサイト1に到着

アポ山

出発してから、トータル5時間40分、登山時間3時間ほどで1日目のキャンプ地に到着です。他の登山グループさんより遅くスタートしたのでお手洗いや水汲み場から少し離れた場所にテントを設置しました。  

また、これまでの暑さが嘘のように、白い息が出るほど寒いです。汗をかいたTシャツや下着はすぐに交換し、ヒートテック、薄手の長袖シャツ、フリースをきましたが、まあ寒いです。  

アポ山

ガイドさんがご飯を作っている間はコーヒーや寝袋で温まって時間がすぎるのを待ちました。テントと寝袋はガイドさんからの貸し出しがありました。2人が余裕で入れるくらいの大きいサイズでした!  

17時20分 夕食

アポ山 

1日目の夕食のメニューはシニガン、チャプスイ、海老、ご飯でした!冷えた身体にシニガンが染み渡りました、、!キャンプ飯は3日間とにかく豪華でしたので、今後のご飯にも注目です!これもポーターさんが5キロのお米や冷凍食品、調味料を大量に運んでくれているおかげです。ガイドさんの料理の腕もピカイチです!  

アポ山

夕食が終わり、18時になると一気に空が暗くなり、お手洗いや水道が離れていたこともあって早めに就寝準備を済ませました。水道の水が冷たすぎて手が凍ります笑他のグループの方のテントはイルミネーションされていたり面白かったです笑  

明日の朝は早いので18時に就寝します。と言っても寒さや地面の大きな枝が背中に当たる違和感で何度も目が覚めてしまい、ぐっすりというわけにはいきませんでしたが、1日目は無事に終了です!  

【2日目】

1時30分 起床

アポ山 

1時に起床予定でしたが、全員で寝坊してしまいました。ガイドさんたちは後ほど食べる朝食作りをしてくれている間に、コーヒーを飲んで体を温めました。外は真っ暗なのでヘッドライトをつけて行動します。  

3時30分 キャンプ場を出発

アポ山

2時から続々と他のグループは山頂に向け出発し始めましたが、筆者たちが出発したのは3時半です。日の出の時間に間に合わせるために少しスピードを上げてスタートしました。昨日までとは異なり、高低差が激しいので木の根や枝を掴んで登っていくような場所が続きました。  

3時55分 ティニカランキャンプサイト2に到着

30分ほど険しい山を登り、キャンプサイトに到着です。ここでちょっとした休憩をとり、すぐに出発です。登山中は意外と前後との間が開いているので前のガイドさんを見失い、全く異なる道に突き進んでいるなんていうハプニングもありました笑登山にとって自分のペースを守ることは最も大切であると考えていますが、もし迷ってしまっても木々にオレンジや黄色のテープが巻き付けられているので、それを辿れば正しい道に戻ることができるます。焦らず自分のペースで進んでいきましょう!  

4時20分 ボルダーズの入り口に到着

アポ山

キャンプ場を出発してからこの入り口に辿り着くまでの50分間が筆者にとっては相当きついものでした。高低差があり、枝にすがってよじ登っていくので、朝で体がまだ追いついていないのに加えて体力が消耗させられるような登りの道でした。土から次は岩登りへとステージが変わります!  

アポ山

岩の方が歩きやすいので、筆者は楽に感じました。登山というよりはボルダリングに近い感覚で楽しみながら登ることができます!最初の部分は小さい石も沢山あるので、足場の確認をしてから登るように注意を受けました。  

アポ山
綺麗に星が写りませんでした泣

森林を抜け、外の景色が見られるのもとても嬉しかったです!まだまだ暗く星が綺麗に見える時間です🌟全員でヘッドライトを消して星や輝くダバオの景色を楽しみました!  

アポ山

30分ほど経過すると空がだんだん明るくなり始めます。日の出直前の5時の景色が個人的にはとても好きな空で幸せでした。左で光っているのがダバオです。いつもはダバオからアポ山を見ているけれど、その反対でダバオを見ている自分に不思議な気持ちになりました。全ての疲れが吹っ飛ぶような綺麗な景色に圧倒されながらもっと上で日の出を見るためにひたすら岩を登っていきます。  

アポ山

疲れても後ろを見れば綺麗な空が広がっているので頑張れます!この頃には1時間前に出発した他のグループにも追いついていました。高くそりたつ岩壁ですが、足元がしっかりしているので進みやすく、どんどん登っていけます。  

アポ山

5時20分には先ほどよりもさらに明るい空が広がっていました。もちろん空の景色も素晴らしいんですが、登っている岩側の景色にも圧倒されるものがありました。あー自分今フィリピンで一番高い山を登ってるんだとワクワクさせてくれるような岩山です。このボルダーズで見たさまざまな景色はアポ山登山で最も感動したものです。  

アポ山

5時30分にはヘッドライトをつけずに登れるほどの明るさになり、5時45分ごろ太陽がしっかりと姿を現しました☀️とっても綺麗な日の出でした。太陽、海、山、岩、全てがパッと目に入ってくる光景に感動しました。朝早く起きて頑張って良かったなと思わせてくれる素敵な景色です!  

日の出を満喫したらさらに登っていきます。さらにボルダーズには硫黄岩があります。入り口から所々硫黄の強い香りがしたり、湯気が出ていたり、ボルダーズの上の方では真っ黄色の砂を見ることもできます。  

6時00分 朝食

アポ山

ボルダーズで、早朝にガイドさんが作ってくれた朝食をいただきました!!日の出を見ながらの朝食は最高でした!朝食の場所ではこんな素敵な写真を取ることもできます!アポ山1の映えスポットではないでしょうか!!  

アポ山

朝食場所付近の岩は真っ白です。だんだんと紫外線も強くなるので、ここらで日焼け対策もお忘れなく!そしてボルダーズの終わりを目指してさらに登っていきます。  

アポ山
遠くの砂利道に多くの人が!

と、ここでハプニングが。先ほど自分のペースを守って進んでいくのが大切だと書いたんですが、自分のペースで登り進め、綺麗な景色にも圧倒されていたら、気づいたら前後に誰もいないことに気づいたんです。しかもやけにボルダーズの終わりが見えないなと思っていたんです。ガイドさんは後ろからまあ来るだろうと思っていたんですが、他のグループの方どころか一緒に登っていた仲間までいないのでふと周りを見渡してみたら、遠くに人が沢山いて皆さんボルダーズを終えて砂利道を登っていたんです!絶句です。  

もう気づいた時には今から右に進んで砂利道に戻ることは不可能な場所だったのでとりあえずガイドさんを待って1人だけさらに大きな岩の重なるボルダーズトレイルになってしまいました。   そしてこの岩道はお馴染みSASUKE第一ステージのように左右の岩を飛び越えていかないといけないような場所なんです。しかもSASUKE本家のように落ちたら水ではないですし、もし第一ステージ失敗したらとても危険な道なので、皆さんは周りをよく見て砂利道に移動しましょう。  

アポ山

ここで筆者はズボンの太もも部分がごつごつした岩によって破れるというハプニングを起こしたり、バッグが重いので投げながら進んだりしながらも、ガイドさんの手を借りて足場のない岩たちをなんとかなんとかよじ登ってボルダーズの終わりまでたどり着きました。終わりの見えない間は、もう山頂なんていかなくていいので帰らせて欲しいとガイドさんに言おうかと迷ったくらいでした笑  

しかし、体力消耗は激しいものの、この道は山頂までの近道になるので、挑戦的なルートを選びたい方はひたすらボルダーズを突き進んでください!笑  

8時00分 ホワイトサンドEキャンプ

アポ山

もうここまで来たら山頂はもうすぐ、やるっきゃありません!と立ちはだかるのは87度というほぼ直角の壁です。  

ここからは登山編パート2でお届けします!  

まとめ

登山編パート1はいかがでしたか?険しい道に圧倒されることはありながらも、ガイドさんが頻繁に休憩を挟んでくれるので、登山初心者でも問題なく登ることができました!ボルダーズで見た素晴らしい景色の数々、終わりの見えない嘆きなど全て含めてボルダーズでの出来事が2泊3日で一番思い出に残っています笑

直角の壁を登り、山頂まで辿り着けたのか、何事もなく下山できたのか、ぜひ波乱のパート2をご覧ください!結果は焦らさせてください笑また、サーキットトレイルのため行きと同じ道は通らないので、全く異なる美しい景色も盛りだくさんです👀★そちらもお楽しみに!

今回参加したハローワールドさんのツアーはこちら↓

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