
ダバオ・デル・スール州のサトウキビ農家および農場労働者400人が、フェルディナンド・ボンボン・マルコス・ジュニア大統領の約束どおり、1キロあたり20ペソの低価格米の恩恵を受けることになる。
20ペソ米の配布は、ダバオ・デル・スール州ハゴノイ市グイヒン地区のダスレコ敷地内で開始され、対象者には合計4,000キロの米が配布される予定だ。
フィリピン労働雇用省ダバオ地方事務所(以下Dole-Davao)事務所長のランドルフ・ペンソイ弁護士は、「オフシーズンのサトウキビ農園労働者は特に支援を必要としている」と強調し、より支援を必要とする人々を優先していると述べた。
また、「このプログラムはさらに拡大し、優先対象である小規模・中規模・マイクロ企業(いわゆる最低賃金労働者)だけでなく、より多くの人々を支援できることを期待している」と政府メディアのインタビューで語った。
また、ペンソイ氏は「Benteng Bigas Meron(BBM・ベンテング・ビガス・メロン:お米の防波堤)」プログラムを他の州にも拡大する計画があることを明かした。ただし、実施にあたっては指示や米の供給状況、スケジュールの調整がまだ続いている段階であるという。
一方で、米を転売目的で購入した場合は処罰や適切な措置が取られる可能性があると警告した。
この取り組みは、Dole-Davaoが中心となり、農業省(以下DA)ダバオ地方事務所、国家食糧局(NFA)、および民間パートナーと連携して進められており、全国のDole事務所でも同時に実施されている。
なお、マルコス大統領の選挙公約の一つに、1キロあたり20ペソの米を提供することがある。これに先立ち、DAは「Kadiwa ng Pangulo(カディワ・ナン・パンギュロ:大統領食料支援)」プログラムを通じて20ペソ米の販売を推進しており、経済的に困難な人や高齢者、障害のある人、ひとり親家庭など、支援を必要とする人々を対象に販売している。
このプログラムは、Food Terminal Inc.を通じて政府の補助金が支給されている。