【特集】観光でも長期滞在でも使える!フィリピンのキャッシュレス決済徹底解説

キャッシュレス決済

皆さんこんにちは!ダバオッチのホノカです。今回はフィリピンで使えるキャッシュレス決済、主にアプリを使ったQRコード決済の種類や使い方について解説していきます!フィリピン全体での電子決済取引比率は、42.1%。ダバオでもキャッシュレス普及率が上がっていて、スーパーやコンビニはもちろん、食堂のようなローカルなお店でも使うことができます!

メリットも沢山あるキャッシュレス決済ですが、個人情報漏洩などリスクの心配もあります。しかし、観光客あるあるの小銭が使えず、お財布に溜まってかさばっていくことや、フィリピンあるあるのお釣りがなくて待たされることが避けられてスピーディーな決済ができるので個人的にはおすすめしたいです!

もちろん、まだまだキャッシュレス決済が普及していないお店やタクシーもあるので、ある程度の現金は持って出かけましょう!ぜひ参考にしてください!

フィリピンのキャッシュレス決済サービス

キャッシュレス

キャッシュレス決済には電子マネーやクレジット決済も含まれますが、フィリピンで利用されているキャッシュレス決済のほとんどがQRコード決済で、次に使われるのがクレジット決済です。

キャッシュレス
至る所で見られます

QRコード決済とは、店頭に設置されているQRコードを読み取る、もしくは読み取ってもらうことで支払いを完了させるシステムです。支払いにはクレジットカードの紐付けや事前にアプリにチャージすることが必要です。

QRコード決済がフィリピンで普及率が伸びている理由の1つとして、銀行口座保有率が低いフィリピンで、銀行口座を持っていない人でも利用できることが挙げられます。ということはフィリピンの銀行口座を持たない、観光客でも使えるということです!

さらにフィリピンで銀行口座を持っていない方にQRコード決済をおすすめする理由としては、最初に述べたお財布がかさばらないことや細かいお金がなくても大丈夫ということ。他にも、もし観光時に換金したお金が足りなくなった時、ATMでカードからお金を下ろすこともできますが、手数料が250ペソかかってしまい高いです。しかしQRコード決済は安い手数料で済むのでおすすめです。

キャッシュレス

日本でもPayPay、Quick Pay、d払い、IDなどなど沢山種類があるようにフィリピンでもQRコード決済サービスが10種類以上あります。

最もよく使われる決済サービス3選

今回はダバオで生活している中で、使える店舗が多くて便利!というQRコード決済サービス3選「G cash」「PayMaya」「Grab Pay」の登録から実際に支払うところまで紹介します!

  • G cash

Gcash

フィリピン全体で最も人気の高く、普及率の高い決済サービスで、ダバオでも圧倒的に1番使える店舗が多いのがG cashです!フィリピンの2大SIMのうちの一つである、「Globe」が提供しているサービスです!しかし、「Smart」を登録している方でもご利用いただけるのでご安心を。

利用にはフィリピンの携帯番号が必要になります。 デメリットとしては日本のクレジットカードを紐付けてチャージができないので、コンビニや銀行にチャージしにいく必要があります。

▶︎長期滞在者向けかもしれません。しかし観光客の方でフィリピンのSIMを購入し、現金がなくなるのが不安という方は、G cashが最も普及している上に本人登録やチャージも簡単なので、入れておくことをおすすめします!

  • PayMaya

PayMaya

PayMayaは2番目に普及率が高く、多くの店舗で利用可能です。Smartが提供しているサービスですが、Globeでも登録可能です。G cashの方が普及率は高いですが、PayMayaで決済できるお店も増えています。

こちらも利用の際はフィリピンの電話番号が必要になります。

G cashと同じく日本のクレジットカードと紐付けてチャージが出来ませんが、PayMayaの独自のデビットカードをSMなど実店舗で購入し、アプリ上から登録することで買い物での利用やATMから現金を引き出すこともできます。 日本のクレジットカードから現金を引き出そうとすると高額の手数料がかかってしまいますが、PayMayaカードを利用すると手数料は15ペソで済みます。

こちらは長期滞在の方向けと言えるでしょう。

  • Grab pay

GrabPay

ポイントが最も貯まりやすい決済サービスとなっています。また、配車アプリGrabが提供していて、タクシー利用の目的でフィリピンに来るほとんどの方が利用するアプリだと思います。

そんなGrab payはフィリピンの電話番号なしで登録を完了でき、さらにクレジットカードチャージができるので、観光客の方へのおすすめナンバーワンです!!しかし、導入店舗は上の2つに比べると少ないです。

入金方法

G cashとPayMayaの入金方法はたくさんありますが、最も簡単で身近なセブンイレブンでの入金方法を解説します! セブンイレブンでの入金方法は2種類あります。

キャッシュレス
CLiQQ端末

①まずは大体入口横にある、CLiQQ端末から入金する方法です。

画面のE-MONEYを選択→入金したいサービスを選択→電話番号と入金したい金額を打ち込む

キャッシュレス

→下からレシートが出てくる→レシートを持ってレジで支払い 以上で入金が完了です。

②続いて端末を使わないで入金する方法です。 まずはG cashです。

画面上からCash-inを選択→over the counterを選択→cash in via code or barcodeを選択

→入金したい額を入力→バーコードが出てくるのでレジに見せて支払い 以上で入金が完了です。

続いてPayMayaです。

アプリを開いてCash-inを選択→画面をスクロールしてパートナーズからセブンイレブンを探して選択

→入金したい額を入力→バーコードが出てくるのでレジに見せて支払い

G cashは1%の手数料(200ペソ入れると2ペソ)、PayMayaは2%の手数料(200ペソ入れると4ペソ)がそれぞれかかりました。ただ、PayMayaは1ヶ月に8000ペソ未満の入金であれば、手数料は無料になるので返ってきます。(2024年1月時点)

Grab payは日本のクレジットカードと紐付けができるので、クレジットカードからの入金方法を解説します。

アプリを開いて支払いからTop Upをクリックします。

この時にまだアプリ上の登録が終わっていない場合は登録画面が出てくるので、氏名/国籍/生年月日/フィリピンでの住所(ない場合は適当に地域を選択してください)を打ち込んだら完了です。

そしてCardsを選択して、何ペソチャージするかを打ち込んで、Nextをクリック。内容を確認したらCash-inをクリックしてチャージ完了です!手数料は特にかかっていません。

本人確認

Grab payの場合は先ほどの登録だけで完了です。

G cashはチャージの段階では本人確認がいりませんが買い物をする際に必要になります。 PayMayaは本人確認なしでも買い物はできますが、他の機能を使う場合には本人確認が必要です。

G cashの場合、本人確認は個人情報を打ち込んでいくだけなのでスムーズに完了しますが、PayMayaの場合、途中でビデオ通話で本人確認を行う過程があり、全て英語で行われるため手間がかかります。

実店舗での買い物

買い物での利用方法は日本の電子マネーと同じで、①お店にあるQRコードを読み取って自分で金額を打つパターンと②自分のアプリ上のQRコードをお店に読み取ってもらうパターンのどちらかになります。

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①それぞれのアプリ開くと下にQRという表示があるのでそれを押すとカメラが起動し、QRコードが読み取れるようになります。読み取ったら、金額を入力し、内容を確認してSendをクリックしましょう。店員さんにその画面を見せてお会計完了です!

日本だと支払い画面をしっかり確認しますが、こちらの店員さんはあまり確認していなくてこちらが心配になりました笑

②全てのアプリで先ほどと同じQRコードの画面を開きます。

同じ画面上にG cashはGenerate QR、PayMayaはShow my QR、GrabPayは私のQRをクリックすると自分のQRコードが表示されるので、レジにある端末で読み取りましょう。金額入力などの必要はありません。

また、大体使える電子マネーがレストランの入り口やレジ横に書かれていますが、表示がなくても使えることお店があるので、店員さんに聞いてみてください💳!

G cashはたまに10%〜50%のキャッシュバックキャンペーンを行ったり、PayMayaもお店ごとのプロモが充実しているなど、現金で払うよりもお得なことが多いですね!Grabpayの場合はリワードポイントが貯まりやすく、施設の割引などと交換が可能です。また使えば使うほど、メンバーランクも上がっていき、ポイント還元率も大きくなる仕組みです。

その他の使えるサービスについて

QRコード決済は大体が買い物で使われることがほとんどですが、アプリに入れたお金は他のサービスで使うこともできます。

キャッシュレス

まずは携帯のロード。通信料を払うことができます。割引もされるのでSIMのアプリから購入するよりお得であることが多いです。ロードという画面からお金を入れたい携帯電話の番号を打つだけで完了です。

続いて送金です。これはよく日本でも友達との間で使っていましたが、相手の電話番号がわかればレストランなどでの割り勘も楽々行えてとても便利です✨お互いにアプリが入っているととても便利です。

さらに公共料金の支払いやオンラインショッピングでの支払い、銀行口座への振り込みも行えます。フィリピンの銀行はいつ行っても激混みですが、これを使えば営業時間も気にせず、混雑も避けられてとても便利ですよね!

まとめ

以上フィリピンでよく使われるキャッシュ決済3つを紹介しました!長期滞在の方におすすめなのはG cash、観光など短期滞在の方にはGrab payをおすすめします❗️最近では街の小さなサリサリストアでもQRコード決済が利用可能であるお店が増えていて、キャッシュ決済の普及率の拡大を実感しています。

紹介したようにキャッシュレス決済のメリットはたくさんあります。しかしまだまだ現金社会であると感じることも多く、現金は手放せそうにありません。旅行の際もある程度の現金を持って移動しましょう💰ぜひこれらの情報を参考に、キャッシュレス決済のアプリをダウンロードしてみてください!

 

 
G cash
PayMaya
Grabpay
特徴
キャッシュバックキャンペーンを頻繁に開催。サービスが充実。クレカ紐付け×
プロモとサービスが充実。ATM引き出し手数料が安い(デビット)。クレカ紐付け×
クレジットカートとの紐付け可能で手軽。ポイントがたまりやすい。
登録の難易度
簡単
やや難
簡単
入金の際の手数料
1%
2%(月に8000ペソ未満の場合無料)
なし
普及率
とても高い◎
高い○
おすすめ層
長期滞在(観光客も使えるがGrabpayの方がおすすめ)
長期滞在
観光客

 

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