【News】ダバオ市は観光客の受入れを開始、まずは観光省認定の施設から

ダバオ市内

2021年11月5日(金)、新型コロナウィルスによる市内の移動制限や隔離措置が少しずつ緩和されてきているダバオ市であるが、ダバオ市観光事務所(CTOO)所長のテクソン氏は地元紙のインタビューに応じ、ダバオ市は観光客や訪問者の受入れを再開したと述べた。但し、まずは観光省(DOT)が認定している施設に限定し、事前に宿泊施設などへ予約することが受入れの条件だとしている。

テクソン所長は、観光再開の理由に関して、市内における新型コロナウィルスの感染状況が落ち着きを見せていること、ダバオ国際空港の国際線が再開されること、さらに当局にダバオの観光再開に関して沢山の要望があったことをあげ、今後ダバオ市が多くの観光客を受け入れていくことでパンデミック宣言以降冷え込んでいる地元の経済活動が促進されることを期待したいとコメントした。

ダバオ市は徐々に新型コロナウィルスによる移動制限や隔離措置の緩和が進められている。先月25日には夜間外出禁止令と酒類販売禁止令が約1年ぶりに解除され、今月2日には設置を義務付けていたジープニーやトライシクルの(ビニール製)仕切りを今後は義務化しないと発表し、フェイスシールドの装着も義務ではなく、市民の自主性に任せる方針を打ち出している。

ダバオ市は新型コロナウィルスのワクチン接種が順調に進められており、目標としている120万人接種に対し、10月28日時点で約78万人が接種を完了させている。しかしながら、現時点でダバオ国際空港到着時には全ての乗客が72時間以内のPCR検査陰性証明書を提示しなくてはならず、既に他の地方自治体がパイロットケースとして開始したワクチン接種者に対するPCR検査陰性証明撤廃はまだ実施されていない。