ダバオ市のセバスチャン・ドゥテルテ市長は、来たる2025年の選挙でより上位ポストへの出馬の意向をきっぱりと否定した。ドゥテルテ市長は、マニラに拠点を構えるのは故郷から遠すぎるし、家族を呼び寄せるのも大変だと述べた。ダバオ市に奉仕することで十分であり、ダバオ市のためにさらなる改善を提供できると付け加えた。
また、彼は1月28日の演説でフェルディナンド・マルコス大統領(愛称:ボンボン)への不満を表明し、辞任を求めた。政権が国民の幸福よりも政治を優先していると批判し、反政府勢力との和平交渉再開を例に挙げ、前政権の敵と仲良くしていると非難した。
セバスチャン・ドゥテルテ市長は、米価を1キロ20ペソに引き下げるというマルコス大統領の選挙公約や、マルコスの従兄弟であるマルティン・ロムアルデス下院議長の行動を非難した。その結果、内務自治省(DILG)から「不穏で下品」な発言であるとして書簡を受け取った。
ドゥテルテ市長は、マルコス大統領の同盟国によって推し進められているとされる人民発議に反対する集会での発言が「不穏で低俗」であったことを認めたが、自分の感情を表現しただけだと、その姿勢を堅持している。たとえ自分の地位を失うことになっても、自分の感情を口にすることを恐れないと強い姿勢を貫く、彼の今後のダバオ市への業績にも期待が高まる。
【News】セバスチャン・ドゥテルテ市長、新たなバランガイリーダーたちに奉仕に集中するようアドバイス
【News】サラ・ドゥテルテ副大統領、次期選挙に出馬するという意向を明らかに
【News】ダバオの情報ポータルサイト「ダバオッチ」でサポーター募集開始!