
フィリピン大学ミンダナオ校(以下UPMin)は、2025年8月11日に学生記録管理システム(以下CSRS:Computerized Student Records System)上で不正なメッセージが投稿されたことを受け、同システムに関する情報セキュリティ事案の徹底調査を進めている。
大学の発表によると、情報技術部門は不正アクセスを検知後、数分以内にシステムを一時停止し、被害の拡大防止とさらなる不正アクセスの遮断に対応したという。
予備調査の結果、教職員や学生の機微な個人情報については、情報流出や漏えいの痕跡は確認されていない。ただし、UPMinは現在も法執行機関およびサイバーセキュリティ当局と連携し、犯人または関係者の特定・追跡・逮捕に向けた調査を継続している。
CSRSは8月12日に復旧し、現在は平日の午前8時から午後5時まで利用可能となっている。IT部門はすべての利用者に再ログインを求めており、学生以外のアカウントについては現時点での有効性確認のため再認証を実施している。
予防措置として、大学は同様のサイバー攻撃に備え、セキュリティ体制を一層強化。CSRSの全利用者に対し、ログイン認証情報の定期的な更新と日常的な適切な情報セキュリティ対策の実践を呼びかけている。
また、大学は今回の事案に関し、未確認または非公式な情報の拡散を控えるようUPMin関係者に注意を促し、懸念や報告は大学の公式連絡窓口を通じて行うよう求めている。
学長室は「大学はすべての関係者の個人情報のプライバシーと安全を守るため、引き続き全力で取り組んでまいります」と声明を発表し、関係者の理解、協力、警戒に感謝の意を示した。