【News】年内開通予定だったダバオ沿岸バイパス道路セグメントB、 安全確保を優先し開通延期へ

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公共事業道路省(以下DPWH)は、2025年12月16日に予定されていたダバオ市沿岸バイパス道路(ダバオ・コースタル・バイパス・ロード)セグメントB(対象区間:チューリップドライブからロハス通り)の開通を延期した。

DPWHは勧告文の中で、延期の理由について「公共の安全を最優先とするため」と説明し、追加の安全対策の実施およびさらなる評価が必要であることを挙げた。運転者や他の道路利用者の安全確保を目的とした措置であるとしている。

同省は、今回の延期によって不便が生じることについて謝罪するとともに、安全と公共福祉が最優先事項であると強調した。開通の準備が整い次第、改めて情報を発表するとしている。

今回の開通延期は、ダバオ市のセバスチャン・バステ・ドゥテルテ市長代行が、未完成のまま一部区間を開通させる計画に対して懸念を表明していた中での判断となった。

ドゥテルテ氏は、DPWHがセグメントBの開通を進めていた背景として、フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領による「軽率な発言」があったと指摘した。大統領は12月4日の現地視察の際、ブカナ橋を含む沿岸道路区間をクリスマス休暇に間に合うよう12月15日までに開通させると発言していた。

ドゥテルテ氏は12月15日に発表した声明の中で、「セグメントBは依然としてDPWHの管轄下にあり、市政府には正式に引き渡されていない」と強調した。その主な理由として、プロジェクトが未完成であることを挙げている。

「DPWHによれば、4車線すべての完成は2026年3月を予定している」とドゥテルテ氏は述べた。

さらに、12月14日に実施されたダバオ市道路事業諮問・監視委員会(以下DCRPAMB:Davao City Road Project Advisory and Monitoring Board)による現地検査では、完成に近いのは2車線のみであり、ロハス出口付近では街灯、安全防護柵、交通標識が未整備であることが確認されたという。

ドゥテルテ氏は、なぜ未完成の状態で開通が予定されていたのかについてDCRPAMBの委員がDPWH関係者に説明を求めたものの、明確な回答は得られなかったと述べ、「期限が軽率に設定されたからといって、公共道路の安全性や信頼性が損なわれてはならない」と強調した。

また、セグメントBが時期尚早に開通された場合、交通渋滞が発生する可能性があるとして、運転者に注意を呼びかけた。

ドゥテルテ氏はさらに、照明や安全対策が不十分なまま事故が発生した場合、DPWHが責任を負うべきであると述べるとともに、未完成区間の開通を決定した権限の所在についても疑問を呈した。

一方で、国家当局が開通を強行した場合には、市政府としてそれを受け入れざるを得ないとしつつも、公共の安全に対する懸念は引き続き提起していく姿勢を示した。

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