【News】ダバオデルスル州、気候変動が観光や住民福祉に及ぼす影響を懸念

フィリピン最高峰のアポ山

ダバオデルスル州サンタクルーズ町の観光産業は気候変動から大きな影響を受けていると、同町の観光担当官ジュリアス・パネールは言う。現在は天候の良さから観光客も増えているものの、エルニーニョ現象によって1ヶ月間雨が降らなかった場合に山火事を防ぐための準備もされている。

2023年には、パンデミックを経て、アポ山が5,000人の登山客を、ロアイ山が3,720人の登山客を、デノール山が4,118人の登山客を、バンブーピークが3,369人の登山客を、マリンウォーターフォールズが平均2,000人の観光客を受け入れるなど、かなりの観光客の増加(11%)がみられた。

しかし、1月中旬の大雨災害により、サンタクルーズ町のバランガイ・アストルガに住む24家族が避難したという。パネール氏は、政府の長期計画は地滑りが発生しやすい地域から住民を撤退させることだが、サンタクルーズではこれまで大きな地滑りは発生していないと述べた。

彼は、洪水や地滑りなどの危険が差し迫った場合、地元政府に知らせるために地域ベースの監視システムが採用されていると述べた。海岸の監視装置は自治体の監視システムに直接接続されるのでリアルタイムの情報がすぐに手に入る。観光客にも住民にも気象現象による被害が出るのを避けるため、入念な準備が求められる。

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