トーレ・ロレンソ・デベロップメント・コーポレーション(以下TLDC)は、COREnergy社やヴィヴァン・エナジー社と提携し、ダバオデオロ州のマビニにあるデュシタニ・ルビ・プランテーションでルビ・サステナビリティ太陽光発電所を開設し、再生可能エネルギーの開発に取り組んでいる。
ヴィヴァン・エナジー社の小売部門であるCOREnergy社は、電力・動力の配給、ソーラールーフトップ、エンジニアリングサービスを提供している。ルビ・サステナビリティ太陽光発電所の最大容量は415キロワットで、1時間あたり52万キロワットのエネルギー生産が見込まれている。
また、このプロジェクトにより、毎年250トンの二酸化炭素排出量の削減が予想されている。COREnergy社の最高執行責任者(COO)マイケル・アンジェロ・H・ラサム氏は、「この太陽光発電所の年間エネルギー生産量は、220世帯の1年分の消費電力に相当する」と述べた。
TLDCの社長兼最高経営責任者(CEO)であるトーマス・P・ロレンソ氏は、同社はこれによりエネルギー消費量を20%節約できるとした。「パンデミックの間、リゾートを運営するのは困難だった。太陽光発電を導入することで20%の節約をしなければならない。太陽光発電施設を増やし、エネルギー消費量をさらに下げたいと考えている」とのことだ。
TLDCのCOOであるキャシー・カサレス=コウ氏は、「TLDCは先進的なディベロッパーだ。私たちは常に新しい機械や革新的な運営方法を模索し、利害関係社のニーズに応えている。私たちは島の中にいて、ここはレジャーの目的地となっている。持続可能な旅行は、無視できない新たなトレンドの1つだ。世界中の意識の高い旅行者が、持続可能な取り組みを取り入れる宿泊施設を探している。ルビはすでに持続可能な実践を設計と運営に組み込んでいる」と語った。
ダバオでは太陽光発電などの再生可能エネルギーが以前から促進されていたが、パンデミックを機にそれが加速した場面もあるようだ。環境と企業の利益が持続的に両立するよう、今後の拡大にも期待したい。