【特集】お土産・自分用・急に必要になった時用……ダバオで買えるコスメを大調査!

コスメ

こんにちは!ダバオッチ編集部のミズキです。フィリピンでもショッピングモールに行くと、日本でいうところのデパコス売り場やロフトの化粧品コーナーような売り場があります。しかし出店しているブランドを見ていくと、知らない、知らない、知っている、知らない、知らない….。日本では見かけないブランドが沢山あります。

フィリピン流のメイクについては以下の記事でどこまでフィリピーナ(フィリピン人女性)の雰囲気に近づけるのかを検証してます。

【特集】平安貴族はプロのメイクでどこまでフィリピン人に近づけるのか!?

今回はそんなフィリピンのコスメ売り場を大調査!ブランドごとの雰囲気と価格帯を紹介していきます!(なお、価格は各コスメブランドの公式HPと、記載がない場合はフィリピンで大人気のオンラインショッピングサイトShopeeを参照しています)

日本でも買えるブランド編

まずは日本でもお買い求めいただけるインターナショナルなブランドです。商品展開や価格帯はどのようになっているのでしょうか?リップスティックとリキッドファンデーションの値段を比較してみました!(日本円とフィリピンペソの為替レートは2023年3月2日時点の1ペソ=2.48円を採用しています)

REVLON

REVLONといえば、日本ではリップ用のシュガースクラブが流行っていましたね。筆者は試したことがないのですが、一回使うと、唇がつるんつるんのぷるぷるになるのだとか。さて、そんなお馴染みREVLONの売り場はこうなっています。

見覚えのある並びですね。売り場もかなり広いです。フィリピンでの人気が伺えますね。そして気になるお値段はというと、

・リップスティック:スーパーラストラスリップスティッククリームタイプ
 →1,320円 375ペソ(約929円)
・リキッドファンデーション:カラーステイロングウェアメイクアップ
 →2,200円 875ペソ(約2,167円)

リップについてはフィリピンで買った方が安いですが、ファンデーションは同じくらいの値段で買えるようです。

MAYBELLINE NEW YORK

続いても皆さんお馴染みMAYBELLINEです。落ちにくいリップティントや、一昔前はひと塗りでグラデーションを作ることができるリップスティックが流行ったこともありました。現在でもリキッドファンデやマスカラは外さないという印象ですが、フィリピンではどのように展開しているのでしょうか。

REVLONよりさらに売り場が広がりました。特にリップ。ありとあらゆる色のリップスティックやティントがドット絵のように敷き詰められています。売れ筋であることは間違いなさそうです。そんなMAYBELLINEの価格帯は

・リップスティック:カラーセンセーショナルリップスティック
 →1,320円 279ペソ(約691円)
・リキッドファンデーション:フィットミーリキッドファンデーション
 →1,859円 499ペソ(約1,236円)

フィリピンで買った方がかなり安いという結果に。特にリップは2倍弱の価格差がありますから、一目惚れの衝動買いの罪悪感もかなり薄まりそう。REVLONとはかなり差があります。フィリピンのMAYBELLINEが安いのか、日本のREVLONが安いのか……気になりますね。

日本にはないブランド編

続いては日本ではお目にかかれないブランドです!かなり沢山ありますが、ブランドごとのコンセプトや価格帯の特徴は、それぞれどのように違うのでしょうか?

L.A. Girl

L.A. Girlはアメリカ合衆国のカリフォルニアに拠点を持つプチプラコスメのブランドです。アメリカ本国でも、愛用するセレブがいるほどの人気だそう。日本には進出していませんが、世界各国に販売を拡大しています。

ベースメイクに力を入れていそうな並びですね。下にはリップもあります。マットカラー(ツヤのない色)のリップがウリのようです。リキッドファンデーションもリップスティックも何種類かありましたが、ここは独断と偏見で最もシンプルなものを選びました。

・リップスティック:マットリップスティックフラットベルベット
 →359ペソ(約889円)
・リキッドファンデーション:カバレッジイルミネーティングファンデーション
 →825ペソ(約2,044円)

日本のロフトに売っている中でちょっとお高い方、くらいのお値段でしょうか。買うのに一瞬考える時間と理性を与えてくれそうです。

化粧下地からコンシーラー、シェーディングまで幅広いラインナップがありました。それぞれの肌質に合わせて、必要なベースメイクは一通り揃えられそうという印象でした。しっかり質を確保したい方に丁度いいブランドのようです。

Happy Skin

Happy Skinはフィリピンのオリジナルブランドです。ここまでかなり辛口のカッコいいブランドが並びましたが、こちらは少し系統が違い、柔らかい雰囲気。

「楽しく、簡単に」メイクができるブランドを目指しているようで、優しい色使いのパッケージが特徴です。日本ではどちらかというとこういうタイプのパッケージをよく目にします。さて、気になるお値段ですが、

・リップスティック:リップスリップインコージー
 →399ペソ(約992円)
・リキッドファンデーション:セカンドスキン ティンティドモイスチャライザー
 →899ペソ(約2,235円)

先ほどのL.A. Girlや、REVLONと同じくらいですね。ここまでの比較では、プチプラコスメの相場はリップで900〜1,000円くらい、リキッドファンデで2,000円台前半のようです。

こちらのHappy Skinでは、新製品としてCICA成分の入ったスキンケアラインを発売しました。「幸せな肌」というブランド名だけあって、やや濃いめのメイクを好むフィリピンの方のお肌には嬉しい商品ですね。

ViCE

続いてはViCEです。2017年に誕生したこちらの国産ブランドは、現在は「人気のコスメブランドといえば?」という問いに真っ先に上がるほどに成長しました。

 調査に訪れた際に、店員さんのオシがとにかく強かったのがこちら。勢いに押されてリップティントを買ってしまいましたが、サラサラしたテクスチャかつしっかり色がつき、そこそこ持続力が高いので、もう何色か揃えたくなってしまいました。悔しいです。ということで、お値段の方ですが、

・リップスティック:マットフォーオールフレキシマットリップスティック
 →245ペソ(約609円)
・リキッドファンデーション:エンドレスGドリームフォーカスウェイトレスファンデーション
 →395ペソ(約982円)

あれ?先ほど相場の話をしたわけですが……あれ?おかしいですね。バグ?安すぎではないでしょうか。日本に来てキャンメイクとかちふれとかセザンヌとかを見かけた外国出身の方も同じことを思うのだろうと思います。

ちなみに筆者が購入したウォータージェルリップ&チークティントは195ペソ(約485円)。500円にも満たないのにこのクオリティ。とんでもないものを発掘してしまいました。

IN2IT

IN2ITはタイ発のプチプラコスメブランドで、東南アジア各国に進出しています。高クオリティのコスメを手に入れやすい価格でと謳っており、さっきのViCEがViCEだっただけに期待大です。

商品展開もベースからリップまで、マットからツヤまで一通り揃えており、自由度は高そうに感じました。色の展開は基本に忠実なブラウン系が多く、初めてのコスメとして買っても良さそうです。ということで、価格帯を調べます。

・リップスティック:ブルーミングマットリップスティック
 →254ペソ(約631円)
・リキッドファンデーション:ブラー&マットファンデーション
 →339ペソ(約843円)

や、やっぱり安い……!L.A. GirlとHappy Skinがexcelや韓国コスメポジションだとしたら、こちらはさしずめちふれかセザンヌ。最近はお肌に優しい製品も増えているとのことで、やはりちふれでしょうか。

安くていいコスメにハマると、買いすぎて逆にお金が溶けるので、そこだけは要注意ですね。

Careline

お手頃価格で質の良いものを、そしてメイクの楽しさを伝えることを掲げるCareline。ホームページを見ると、男女問わずヘルシーなメイクのモデルさん達の写真が特徴的。メイクの幅もナチュラルからガッツリまで色々ありました。

売り場はこんな感じでした。ベースメイクに関しては下地やプライマー、ファンデーションというよりもBBクリームで全てをカバーしようという方向性のようです。では早速お値段を確認しちゃいましょう。

・リップスティック:ソフトスエードリップスティック
 →180ペソ(約447円)
・リキッドファンデーション:BBクリームホワイトニング(リキッドファンデが発売されていないため)
 →165ペソ(約410円)

安すぎるのではないでしょうか。間違ったかと思って確認しましたが、そんなこともなさそうです。特にBBクリームが破格。日本のコスパ最強コスメブランドと比較しても約半分のお値段でした(キャンメイク・セザンヌ・ちふれはいずれも700円台後半〜800円台後半)。

これは質ということなのか、それとも安くて良いものとか、そんな都合のいいことが……?逆に怖くなってくる価格設定です。

ever bilena

現代の働くフィリピーナの美を叶えるというコンセプトのever bilenaは、実は先ほど紹介したCarelineと同系列のブランドです。とはいえ方向性はこちらの方が大人っぽさを強調しています。

とにかくリップの色の展開に力を入れているようです。アイブロウやアイライナーも多いですね。写真を撮った時はセールになっていましたが、ここは定価で確認します。

・リップスティック:マットリップスティック
 →195ペソ(約484円)
・リキッドファンデーション:プロフローレスファンデーション
 →250ペソ(620円)

Carelineよりは少しお高めですが、誤差です。めちゃくちゃ安いです。これで定価なので、セールの時に買うと……?かなりお得であることは想像に難くありませんね。試してみたい色やアイテムも、抵抗感なく買えてしまいそうです。

Detail

Detailは、動物実験をせずに高品質なコスメを開発し、販売することにこだわった国産ブランドです。自分の「一番綺麗なバージョン」になれることをウリにしています。下地からアイメイク、リップまでバランスよく揃っています。

パステルカラーのピンクからブラウンの色で基本的に統一されており、ポーチに入っているとちょっと嬉しくなる可愛さです。

・リップスティック:サテンルクスライト
 →199ペソ(約494円)
・リキッドファンデーション:フレッシュフィルター
 →499ペソ(約1,238円)

最初の方に紹介していたブランドと、先ほどまでの激安ラインの間を行くような価格帯です。動物実験への配慮とこの価格とある程度のクオリティが釣り合っているということで、これは結構すごいことかもしれません。

NICHIDO

NICHIDOという文字を見ると、日本のブランド?と思うかもしれません。しかしれっきとしたフィリピンの国産ブランドです。ブランド名に日本を感じるのは、設立当初のブランドを支えた日本人の名残でしょう。若者向けというよりは、その親世代が使う定番のブランドというポジションです。

ロングセラー商品と思わしき定番の商品がずらりと並びます。購入者層の影響か、他のブランドでは必ずと言って良いほどあったリップティントはありません。日本で言うところのmediaのような雰囲気を感じます。ではお値段はというと、

リップスティック:ミネラルパウダーマットリップスティック
 →253ペソ(約627円)
リキッドファンデーション:トゥルーカラーズリキッドファンデーション
 →271ペソ(約672円)

リップとファンデーションでそこまで価格に差がないのが特徴です。平均して考えるとかなりお手頃だと思います。若者の親世代が自分で買う。あるいは特別な日のプレゼントとして。もしくは原点回帰の若者も使っていることでしょう。長く愛されるコスメたちです。

BYS

最後はBYS。BYSのコスメ売り場を通るたびに、筆者の心では「なんか高そうだな」と「でも絶対可愛いんだよな」がせめぎ合っていました。ここでようやく本当の価格帯とパッケージを知ることになりました。「ファッショナビリティ」に力を注いだ、色で遊びたい人のためのブランドです。

ドラコス〜デパコスのコスメが放つ特有の圧を浴び、なかなか売り場に近づけません。しかし棚上部の大きなアイシャドウパレットが物凄く気になります。さてお値段は如何程のものでしょうか。

・リップスティック:ルクスリップスウルトラマットリップスティック
 →399ペソ(約990円)
・リキッドファンデーション:フルカバレッジファンデーション
 →799ペソ(約1,982円)
・おまけのアイシャドウパレット:20ピースアイシャドウパレット
 →699ペソ(約1,734円)

や、安い、だと。思ってたお値段の半分くらいでした。20色のアイシャドウパレットがこの価格で買えるなら安いものです。高級路線を走っているのだと思っていましたが、売り出し方が上手く、単純に乗せられただけだったようです。

まとめ

ここまでのコスメブランドを価格帯とコンセプトごとに並べると、こんな感じです。価格帯はリップとファンデーションの合計から推定しました。

 

めちゃくちゃ安い〜プチプラの上限くらいの範囲でこれだけさまざまなコンセプトが楽しめるようです。一万円札(約4,032ペソ)を握りしめていけば、店員さんがプライマーからリップまでを揃えてくれることでしょう。「こう言うのが欲しいんですけど……」と言うと、何から何まで丁寧に教えてくれるので、ぜひ話しかけてみてください。

ちなみに見てるだけでもめちゃくちゃ話しかけられます(笑)。

まだまだ紹介しきれていないブランドがあるとは思いますが、ダバオでのお買い物の際の参考になれば嬉しいです!

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