【特集】コロナ禍で変貌を遂げるダバオ!いったいどういう変化があったのか大特集!?

ダバオ

皆さん、お元気でしょうか。ダバオッチ編集部です。2020年4月以降フィリピンの国境が封鎖されてから1年半以上の月日が経ちました。ダバオに滞在していらっしゃった多くの方も日本に帰国し、ダバオにご縁がある方はいつになったらフィリピンに入国あるいは再入国できるのかとその日を待ち焦がれていらっしゃることだと思います。

2021年10月時点でのダバオ市は、新型コロナウィルスの感染拡大もひと息ついたところで、フィリピンにおける新型コロナウィルス対策を決定する省庁間タスクフォース(IATF)が定める封鎖隔離レベルは一般的なコミュニティ隔離(GCQ)となっています。9月から規制が一段階緩和されたことで、街やショッピングモールには少しずつ人出が戻ってきました。

また、来年5月にはフィリピンの大統領選も含む上院議員・下院議員あるいはダバオ市の市長や市議会議員を決める選挙があり、ダバオではこの話題も盛り上がりを見せてきました。今回の特集では、昨年4月以降に国境が閉鎖されてから現在に至るまでダバオ市の変化をお伝えしたいと思います。

電線類地中化計画

ダバオ市のダウンタウンエリア(ダバオ市役所付近)では景観のため、あれほどごちゃごちゃしていた電線が無くなりました。いわゆる電線類地中化計画が進行中です。元々、街にゴミが散らかっていないダバオ市ではありますが、東南アジアでよく見かけるあの雑多感が無くなり、とてもすっきりした景観に変貌を遂げています。また、道路脇によく見かける広告宣伝版も景観のため撤去され始めています。

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自転車専用レーンの設置

コロナ禍で進んだのが自転車レーンの設置です。後に述べますが、ドゥテルテ大統領のビルド・ビルド・ビルド政策により、市内の道路が大幅に拡張されていますが、コロナ禍でジープニー等の公共交通機関が乗車人数を制限されたことで利益が出にくくなった結果、ジープニー等の運行が極端に少なくなり、新型コロナウィルス対応で重要な役割を負うエッセンシャルワーカーらの通勤に支障が発生しました。交通量も隔離封鎖期間中極端に少なくなったこともあり、自転車で通勤する人が増えました。需要が増えた結果、市内の至る所に自転車専用レーンが設置されることに。

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市内道路の拡張

先に述べましたが、ドゥテルテ大統領のビルド・ビルド・ビルド政策により、市内の道路が大幅に拡張されています。市内を東西に跨ぐJ.Pローレルだけでなく、ダバオ市トリル地区シラワンからパナボ市までの全長45.5㎞を結ぶJICA(日本国際協力機構)支援のダバオ市バイパス事業やダバオ市バゴ・アプライヤ地区からRカスリーリオ地区までのおよそ18㎞を繋ぐダバオ湾岸道路が開発中です。ダバオ湾岸道路はサマル島に掛かる橋(建設予定)につながる予定です。

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