みなさん、こんにちは。ダバオッチ編集部です。皆さんの中には、移住を考えている方もいらっしゃるんではないでしょうか?特に女性は移住した後、美容室について気になりますよね。
日本の美容師さん、丁寧にカウンセリングして、似合う髪型を見つけてくれ、伸びた後でもおかしくならないように、高い技術力を駆使してカットしてくれます。
本気で移住を考えている私は、ダバオの美容師のレベルはどうなのか気になったため調査してきました。いつも正直な私ですが、いつも以上に正直にレポをさせて頂きます!
今回は特別に、日本からダバオに視察に来られていた美容専門学校の先生(プロを育てるプロ!)に付き添ってもらい、ダバオのカットレベルをプロの目から評価して頂きました!
ダバオの美容院事情
そもそもダバオの美容師は資格があるのか??
実は一応、、、資格はあります。
フィリピン労働雇用技術教育技能教育庁(TESDA)というお役所に認可された学校法人(専門学校)で、修了書発行しています。理容師の場合、Barbering 、美容師等の場合、Hairdressing (with cosmetology) というコースを修了した学生にNCⅡという修了書が与えられるんです。
しかしながら現状は、ハサミを持って、髪を切ることが出来る人はだれでも美容師になれます。モールに入っている美容院で働いているスタッフは、セブやマニラのお店で修行したのちダバオで働いているケースと、数か月間、上記のTESDA認可の学校に通って働くケースの人がいます。
モールに入っている美容院の相場は200ペソから500ペソ、町中で見かける理髪店は50ペソになります。
ダバオの美容院に行ってみた
美容室に行く前はこのような髪型をしていました。
手入れをしていないためボサボサです。
1店舗目
アブリーザ3階にある美容院です。
カットは200ペソでした。その他の価格はこちら。
今回は後ろの毛先を整えてもらうことにしまいした。
さて、ダバオで髪を切るとどうなるか!ワクワクです。
シャンプーをする前に髪を切り出しそうになっていたので、「え!シャンプーは?」と聞くとシャンプー台に通されました。(笑)
シャンプー&リンスはカットとは別料金になります。
カットとセットで300ペソでした。
驚いたことに洗い場は水垢だらけ。そういえば日本でこんなサロン見たことないな。
カットしてくれたのは、美容師歴6年のフィリピン女性の方でした。
気になる結果はこちら!
(半目だったので隠しました)
日本のプロからの一言
「シャンプー台のシートが濡れたままだったりと、サービスにもう少し心配りがあれば、と感じました。これがフィリピンというところでしょうか。ワンレングスの依頼に対して、一連のカット動作は丁寧な作業でした。
髪量の調整などでは問題ないレベルのお店ですね^ ^」
2店舗目:韓国系サロン
SMの地下1階の韓国系のサロンです。見本となる写真は韓国人が多かったです。
常勤の韓国人が2人いるようでした。
カットとシャンプー&トリートメントの料金は500ペソでした。
フィリピンの一般的な美容院は200ペソなので、だいぶ値段が上がります。
韓国人が常勤しているからでしょうか。
このようなヘアモデルの写真が注文表としてあります。
言葉が通じなくても写真があることに安心しました。
しかし!
「このショートとこのショートどっちのほうが良いと思う?」
とカウンセリングをしてもらいたいアピールをしたら
めんどくさそうに
「どっちも同じだよ」とスタイリストはコメント。
最初は意味がわかりませんでしたが、こちらのショートを注文することにしました!
目指せ本田翼ちゃん!!
シャンプーとリンスをしてくれたのはフィリピン人の女性でした。
一店舗目よりちゃんと頭皮を洗ってくれていましたが、水が顔にめっちゃかかってくる。
とりあえず、ダバオのシャンプーで頭皮マッサージは期待しないほうが良いでしょう。
カットしてくれたのはフィリピン人ではなく店長らしい韓国人。
はっきり言って、すごく感じが悪かったです。
英語なのか、ビサヤ語なのか、韓国語なのかよくわかりませんでしたが、フィリピン人が間に入って注文を聞いてくれました。ただ、その方からはっきりと日本人の英語は下手というのが聞こえて、びっくり。
いや、そうだけどさ!私の英語はそうだけどさ!!
韓国人の接客を受けてから、日本の接客の素晴らしさを身にしみて感じました。
正直言うと、序盤から、付き添いで来てくれている日本人の美容師さんに変わってもらいたかった。
まあ、接客がこうなのは文化の違いかもしれないし、口がでかい分だけ技術もあるのかもしれないし、皆さんに、おすすめできる美容院を見つけるために、ぐっとこらえます。
いよいよハサミを入れていきます。
女性はショートにする瞬間覚悟を決めていると思います。
日本では、入念にカウンセリングをして、よしっと心を決めてカットしてもらっていました。
しかし!!!あ、、
私が覚悟を決めるより早く、バサリ!!
座った瞬間に髪の毛を10センチ以上バッサリ切られました。
ええ!!
思いっきりが良すぎる。
もっと慎重に行って!
しかも注文したヘアスタイルよりだいぶ短いけど大丈夫????
不安でしかない。
気になる出来上がりはこちら!
少年感 + 前髪雑すぎ!!
オーダーした女性らしいシルエットではなく、ザ!少年!!
「どれも一緒だよ」って言っていたのはこういうことだったんですね。
韓国のプロのハズなのに、切り分けることが出来ないみたいです。
あぁ~書いてて悲しくなってきた。早く伸ばして日本で切り直したい。
日本のプロからの一言
「韓国系の有力店と伺い、ショートボブを注文してみました。店内の施設やスタイルブックの展示などはなかなか素敵な雰囲気です。実際の施術では、カウンセリングはなし。カットはガツガツ切っていましたが、表情がちょっと怖め。フィリピン人スタッフの接客レベルは良いですが、韓国人スタイリストはちょっと話しかけずらかったですね。
注文のスタイルとは違うスタイルが完成しましたが、モデルさんがいいので何とかセーフ^ ^ 注文よりも短くなるので、ミディアムレングスよりも短い注文は要注意かもですね。」
まとめ
「ダバオで髪を切ったら切られすぎて少年になった」
ダバオの美容室は以上のような満足感でした。現地に10年以上住んでいる方々は、ダバオではなく、日本に戻ったときに切っているというお話を聞きました。
また、スタッフのレベルが低いのは、美容を学ぶ環境が整っていないのも原因だと思います。最後に今まで勇気が出なかったショートにチャレンジ出来たことは良かったと思っています。
早く髪の毛を伸ばして、日本で切りたい(2回目)。
関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。