【News】サラ・ドゥテルテ副大統領が地震被災地を訪問ー遺族を見舞い、支援と防災の重要性を訴え

サラ・ドゥテルテ市長

サラ・ドゥテルテ副大統領は、ダバオ・オリエンタル州マナイで発生した大地震の被災者を訪問し、災害への備えと緊急時の冷静な対応の重要性を強調した。

10月11日に、マティ市で行われたメディアインタビューにて、「災害対策評議会から学んだことを、決して忘れてはなりません」と述べ、「緊急避難袋(以下Go Bag)を、家の外や玄関付近に常備しておくことも極めて重要です。避難の際にすぐ手に取って持ち出せるようにしておくべきです」と語った。

ドゥテルテ副大統領は、午前10時頃にマティ市へ到着し、マグニチュード7.4の地震で犠牲となった方の通夜に参列した。遺族に対して哀悼の意を表すとともに、副大統領府として継続的な支援を行っていく意向を示した。午前11時には、カルメン・ゴー・エンリケ氏の邸宅にて、地元当局者や協力団体と面会し、現在進行中の救援および復興支援について協議を行った。

ドゥテルテ氏は、副大統領府が遺体をマティ市からダバオ市まで搬送し、通夜を執り行えるよう支援したことを明らかにした。

また、地震に際しての自身の体験にも言及し、ダバオ市およびセブ州の一部、特にボゴ市とメデジン町において強い揺れを感じたと述べた。加えて、住民に対しては、冷静さを保ち、「身をかがめ、覆い、じっとする(duck, cover, and hold)」という安全手順を実行すること、そして当局による安全確認がなされるまでは建物の外に出ないよう注意を促した。

ドゥテルテ副大統領は、Go Bagを常に備えておくことの重要性を強調し、自身の体験として、ダバオ市の自宅で地震が発生した際には、携帯電話すら持ち出すことができなかったと振り返った。

10月10日に発生したマグニチュード7.4の地震は、ミンダナオ島の広範囲を揺るがし、多くの住民が自宅、学校、職場から避難した。揺れは、ダバオ・オリエンタル州、ダバオ・デ・オロ州、ダバオ・デル・スール州、ダバオ・デル・ノルテ州、ダバオ市に加え、カラガ地方およびジェネラル・サントス市にまで及んだ。

初期報告によれば、少なくとも8人が死亡し、約500人が負傷、さらに沿岸部および山間部の複数の地域で数千人が避難を余儀なくされた。民間防衛庁(OCD)および地元の災害対策評議会によると、マナイ、タラゴナ、カラガ、バガンガ各町では、住宅、橋梁、公共施設などに甚大な被害が発生しているという。

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