
ミンダナオ大学(UM)ダバオ校出身の元陸上エース、ソニー・ワグドス選手は、2025年4月24日にシンガポール・ナショナルスタジアムで開催された「2025年シンガポール・オープン陸上競技選手権」において、フィリピン代表として銀メダルを獲得した。
31歳の長距離ランナーであるワグドス選手は、男子5,000メートルオープン種目に出場し、14分53秒23のタイムでフィニッシュ。金メダルはインドネシアのダニエル・シマンユンタック選手(14分47秒79)、銅メダルはシンガポールのショーン・ブーン・ヒー・ゴー選手(15分05秒32)がそれぞれ獲得した。
Messengerを通じたSunStar Davaoの取材に対し、ワグドス選手は次のように語った。
「本当にうれしいです。少しずつ体力が戻ってきたことに感謝しています。これが久しぶりのトラックレースなんです。最近はずっとロードレースばかりでした。」
「トラックは基本的にスピード重視の練習が中心で、マラソンは持久力重視です。でも、ロードの大会は頻繁にある一方で、トラックの大会は少ないんです。まだ少しきついですし、トラックでの練習も再開してからまだ2か月しか経っていません。」
ワグドス選手は、第32回東南アジア競技大会(以下SEA Games)の男子5,000メートルでも銀メダルを獲得している。今回のレースでは自己ベストの14分34秒には届かなかったものの、SEA Gamesに向けた良いスタートとして、この結果を前向きに受け止めている様子。
ワグドス選手の次の大会は、2025年5月1日〜4日にかけて、ターラック州カパスのニュー・クラーク・シティで開催されるフィリピン陸上選手権大会。
なお、2025 SEA Gamesは、12月7日〜19日にかけてタイで開催され、ほとんどの競技はバンコクで実施される予定。