ダバオ市議会議員のディオスダド・マヒプス・ジュニア氏は、古い電柱が運転手や歩行者に危険をもたらしているとして、ダバオライト社(Davao Light and Power Co., Inc.)に対し、これらの電柱を撤去するように求めた。
市内全体での道路拡幅プロジェクトに伴い、これまでの古い電柱に代わる新しい電柱を立てる計画を立てているため、古い電柱はもう必要ない。また、アンチ・スパゲッティ・ワイヤー条例によっても、古い電柱の撤去が求められている。アンチ・スパゲッティ・ワイヤー条例は電線や通信ケーブルの乱雑な配線を規制することを目的としている。
国土交通省によると、道路拡幅プロジェクトに伴い合計993本の電柱が移設される必要があるという。しかし、国土交通省は、2024年3月、90本の電柱が撤去された一方で、いまだに903本がダバオライト社によって撤去されていないと明らかにした。 ダバオライト社のプロジェクトスーパーバイザーである、チャーロ・デニエガ氏は、ダバオライト社が既に2,667本の電柱を完成させたと述べた。しかし、国土交通省によって提示された903本の古い電柱について説明できなかった。
ジュニア氏は、国土交通省とダバオライト社の両者が、古い電柱を除去するために協力する必要があると語った。また、ダバオライト社はできるだけ早く古い電柱を撤去すると約束している。 ダバオ市内を歩いているとスパゲッティのように電線が乱雑に絡まっていたり、傾いた電柱が歩道を遮っている時がある。この古い電柱撤去と道路拡幅プロジェクトが円滑に進めば、市民にとってより暮らしやすい街になるだろう。しかし以下の記事のように、工事によってさらに激しい渋滞が起こるケースもあるため、工事の時間帯や規模など念入りな計画が必要である。
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