ハイプライオリティーバスシステム(High Priority Bus System:以下HPBS)計画の実現にはまだまだ時間がかかりそうだ。
Transmission-PistonのLarry Arguelles氏は、ジプニーを段階的に廃止したとしても、現在市内の道路を走っている80%の車両が自家用車であり、ジプニーは市内の交通渋滞の主な原因ではないとする見解を述べた。そのため、ジプニーの廃止することで渋滞は改善されないだろうとコメントした。
Arguelles氏は、ダバオ市が交通ルールの規制を厳格化し、現在の道路を拡張することが、交通渋滞を解消することに繋がると言及し、陸上だけでなく、川や海を輸送ルートとして活用することを提案した。
また、サラ・ドゥテルテ市長は、HPBS計画で交通渋滞を解消できなかった場合、Unified Vehicular Volume Reduction Program(以下:UVVRP)を検討しているという。UVVRPとは、車両のナンバープレートの数字によってピーク時に通行できる車両の種類を制限することで、交通渋滞を軽減することを目的としたプログラムである。
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