クリスマスまであと二週間ほどとなってきた。日を追うごとに、クリスマスムードがさらに増しているように感じる。ダバオ市では、毎年恒例となっている市民へのクリスマスプレゼントが、今年もおこなわれるとアナウンスされた。
ダバオ市役所は、12月8日水曜日から、QRコード(Safe Davao QR)を使ってクリスマスプレゼントを配る予定だと明らかにした。最初に明らかにしたのはダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏で、6日月曜の災害ラジオにて、「2021年は、すべてのプレゼントの受け渡しを、QRコードを使って調整したい」と述べた。また、ダバオ市民は全員QRコードから食料雑貨の入ったパックを受け取ることができると語った。
Safe Davao QRは、元々新型コロナウイルス感染者の追跡や、ワクチンの予約に使われてきた。そのため、サラ市長は、「すでに1年以上使っているので、市民の皆さんもその使い方は、現在分かっているものと思います」と語った。
Safe Davao QRのFacebookページには、クリスマスパックを受け取りたいと思っているすべての市民は、QRコードのプロフィールページにログインすることで手に入れる方法が分かると書かれている。ダバオ市役所からのクリスマスプレゼント「Pahalipay」は、12月8~31日まで受け取り可能となっている。また、同ページには、プレゼントの受け取りができるお店の一覧も載っている。
しかしながら、市民の一部からは、QRコードにログインできない、クラッシュし続けているなどの不満の声が挙がっているという。アクセスできない市民への対応が課題として出てきそうだ。
新型コロナウイルスで自由に行動できない日が続いた1年だったが、今年のクリスマスは、去年よりはクリスマスらしい日を過ごすことができそうだ。