ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、来月にもQRコードシステムの活用を始めることを明らかにした。新型コロナウイルス(Covid-19)感染者の追跡に役立つことが期待されている。外出の際、すべての市民はORコードを携帯する必要が出てきそうである。
このシステムが完全実施となった時には、ダバオ市はQRコードを使って市民の動きや、それぞれの旅行履歴を確認できるようになり、これは特にCovid-19感染者の追跡に役立つことが期待されているという。さらに、感染者と濃厚接触した人物を特定することにも役立つという。サラ市長は、数週間以内に行政命令を出し、その他の重要なガイドラインも発行することを明らかにしている。さらに、現行のCovid-19感染リスクマップにもQRコードを活用し、より具体的なエリアを示すことで、市民の注意をさらに喚起したいとも語った。
現在、市役所はこのQRコードシステムをダバオ国際空港で試用運転しているところだ。今月の12日にも、すべての来訪者に対してQRコードの提示を義務化するという。これによって空港職員内の感染拡大を防いだり、感染者の追跡調査がしやすくなったりするだけでなく、空港業務もより迅速に処理されるようになり、QRコードシステムを導入するメリットは大きいという。
ダバオ地方では、ダバオデルノーテ州においてQRコードシステムを最初に実施することになっている。これが開始されると、市民は施設に入るときにQRコードの提示を求められる。ダバオ市内でも運用が始まると全員がQRコードを携帯する必要が出てくると思われるので、ダバオ市役所からの続報に注視しておいたほうがよさそうだ。