現在、登録に時間を要している「新型コロナウイルス追跡システム(SafeDavaoQR)」だが、既に一部で試験的な運用が始まっていることが明らかになった。ただし、ダバオ市全体での全面実施には至っていないため、検査で処罰が下されることはないという。
ダバオ・タスクフォースは、24日火曜日からダバオ市に入るチェックポイントで、QRコードのスキャンを開始したことを明らかにした。ダバオ・タスクフォース司令官のコンソリト・イェクラ氏は、QRコードのスキャンで混雑を避けるために、チェックポイント(Lasang、Sirawan、およびLacson)にスマートフォンを持った職員7人を配置したと語った。24日午後3時時点で、21,624人のQRコードがスキャンされたという。
イェクラ氏は、これは試験的な取り組みであるため、今のところダバオ市に入る際にQRコードをスキャンする義務はないと語った。ただし、チェックポイントで混乱を避けるためにも、QRコードを取得しておいたほうがよいと市民にアドバイスした。
しかしイェクラ氏は、外出の目的については気をつけるように語った。チェックポイントでは、外出の目的が必要なものであるかヒアリングがおこなわれる。そして、必要な書類とともに必要な外出と認められない場合、ダバオ市に入ることを拒否されることになる。
今後、市内の様々な施設への入場に、QRコードが必要になってくるとも考えられる。まだQRコードを取得していない人は、登録を進めたほうがよいだろう。