28日(水)、格安航空(LCC)のフィリピンエアアジア航空は、フィリピンにおける新型コロナウィルス感染拡大の影響で延期されていたマニラからジェネラルサントス間のフライトを7カ月遅れで開始した。今朝、7時3分にマニラを出発したZ2661便は8時53分に無事ジェネラルサントス空港に着陸した。
フィリピンエアアジア航空によると、同社によるマニラからジェネラルサントス間のフライトは元々今年3月の下旬に就航される予定であったという。しかしながらパンデミック以降、フィリピン各都市は空港を閉鎖、一旦は8月に就航させるスケジュールを組んだがようやく今回就航させることができたのだという。
今回の就航により、3月の都市封鎖と隔離措置後、マニラ首都圏から帰省できずにいたジェネラルサントスも含む周辺の都市に住む人々の多くが、今後はダバオ国際空港を利用せずに、より自宅から近いジェネラルサントス空港から帰省できることに、喜びの声を上げている。
ダバオ国際空港は就航便数の制限付きではあるが、国内線が6月8日から再開している。また、全ての到着客に対して搭乗時間の72時間前までに受けたPCR検査陰性証明の提出、もしくは、空港到着時にPCR検査を受けることを義務付けている。検疫や隔離待機施設の収容人数に制限があることからも、フライトの本数を今すぐに増やせる状態ではない。