【特集】ダバオ観光なら外せない!入場無料の「フィリピン国立博物館」でミンダナオの歴史と芸術を体感

3階 ミンダナオの精神性をたどる、沈黙と情熱のフロア

3階へと足を進めると、そこにはミンダナオに根付く伝統民族の暮らしが、息を呑むほど鮮やかに広がっていました。

特に印象的なのは、祭りや儀式に焦点を当てた展示です。 現在のフィリピンで主流となっているキリスト教文化はもちろん、古来より受け継がれてきた先住民族の精霊信仰、そしてイスラム地域に伝わる荘厳な結婚や断食の儀礼まで。宗教の枠を超えた「祈りの多様性」には、思わず圧倒されてしまいます。

並んでいる数々の展示品からは、単なる歴史の記録としてではなく、家族やコミュニティという固い絆の中で大切に守り抜かれてきた「人々の体温」が伝わってくるよう。ミンダナオの文化がどれほど豊かで、誇り高いものであるかを肌で感じることができます。

博物館の至宝とも言える展示の一つが、紀元前に作られたとされる「人形埋葬壺(マニトゥムの埋葬壺)」です。

まず目を引くのは、その独特な造形。蓋の部分が「人の顔や体」を模しており、当時の人々が「人間」をどのように捉え、形作ろうとしたのか……。その死生観や精神世界を探る極めて貴重な手がかりとなっています。

発見された洞窟では、これらの土器と共に幼い遺骨が収められていたといいます。 展示室に静かに佇む壺の姿を見つめていると、大切な人を丁寧に弔い、次の世界へと送り出そうとした当時の人々の切なる願いが伝わってくるようです。

ミンダナオ最古の歴史を物語るこれらの発掘品は、教科書の中の知識ではなく、かつてここで生きた人々の息遣いを感じさせてくれる、遥か古の世界への入り口となっています。

4階 無念の閉館

残念ながら、私が訪れた日は4階フロアが閉鎖されていました。 通常であれば、ここではミンダナオの伝統的な住居や、色鮮やかな織物が展示されているそうです。

ミンダナオの伝統文化をより深く知ることができるフロアなので、皆さんが訪れる際にはぜひ再開していることを願っています!私も次回のリベンジが楽しみです。

まとめ

今回ご紹介した展示のほかにも、館内にはまだまだ語り尽くせないほど見どころが満載です!普段はお目にかかれない珍しい生物の標本や、ミンダナオの誇りが詰まった展示の数々。フィリピンの豊かな自然、文化、伝統、そして芸術を一度に体感できる、まさに贅沢な空間が広がっています。

「博物館って、文字が多くて疲れそう……」と不安な方もご安心ください! ここは直感的に楽しめる視覚的な展示が多いため、気づけば大人も子供も夢中になり、あっという間に閉館時間を迎えてしまうかもしれません。

これだけのボリュームと感動を、すべて「入場料無料」で楽しめるなんて、本当に行かない手はありません。

お一人でのんびりと歴史のロマンに浸るもよし、ご家族で賑やかに自然の不思議を学ぶもよし。ぜひ次の休日は、このドリアン形のユニークな建物へ、あなたの好奇心を満たしに出かけてみませんか?

【基本情報】

名称:National Museum of the Philippines – Davao(フィリピン国立博物館ダバオ)

住所:Palma Gil St, Poblacion District, Davao City, 8000 Davao del Sur(People’s Park敷地内)

電話番号: 0998 557 9370

入場料:無料

営業時間:午前9時〜午後5時

休館日:年中無休

地図:

《この記事を書いた人》

プロフィール写真

ダバオッチのゆい🚹(20歳)

東京の大学3年生で現在は休学中📚

趣味は小学校から続けているサッカー⚽️
登山・素潜りなどの自然アクティビティ🌿

フィリピンの文化・人々に興味を持ち、タガログ語・ビサヤ語を学習中

自分の体験を通じて、ダバオを訪れる人、ダバオに暮らす人に向けて有益な情報を発信していきます!

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