【D’BONE COLLECTOR MUSEUM INC.】滅多にお目にかかることができない貴重な生物の骨格標本展示

ある人が、ある珍しい物を趣味で集めていたら、いつの間にか

あけましておめでとうございます。ダバオッチ編集部です。本年もダバオッチをどうぞよろしくお願い致します。ところで皆さんは、新年をどのように過ごされましたか?ここダバオは新年にトロトット(ラッパ)吹いて新年を祝います。市役所前ではトロトット祭りというものも開催され、盛大に新年を迎えました。

今回、ダバオッチ編集部ではダバオで初めての一風変わった博物館をご紹介します。この博物館なにが変わっているかというと、ある人が、ある珍しい物を趣味で集めていたら、いつの間にかたくさん集まり過ぎて、博物館になってしまったんです。
そのある物とは、なんと「骨」。コチラでは、200点もの骨格標本の展示物があり、平野、浅海、サンゴ礁、熱帯雨林、低地、乾燥地域等、異なった環境の動物の骨が保存されています。持ち主のコレクションが増え続けてなんと博物館になったのです。博物館の中は、様々な骨格標本が展示されています。

動物はクマ、ライオン、ウマ、シカ、サル、ヘビ、ワニ、トリ、アルマジロ。昆虫は、蝶、カブトムシ。他にもジュゴン、イルカ、クジラ等、海の生き物があります。珍しいサメの顎、カンボジアのパイソン(世界で一番大きなヘビ)、そして博物館の真ん中には41フィートのマッコウクジラの鯨骨標本が2点、展示されています。
この博物館は、2012年1月にDarrell D. Blatchley氏によって建設されました。アメリカ人の彼は幼少期に叔父からラバの角をもらい、骨などに興味をもつようになりました。その後、様々な動物や異なった環境のものを少しずつ集め始めていたら、これらを展示したいという夢を持つようになりました。

15歳のとき、彼の家族はフィリピンに移住しました。というのも彼の両親は宣教師で貧困に苦しむ子どもたちを助けるためダバオに渡ったのです。Blatchley氏自身、少年の頃から骨を集め、カナダ、ロシア、インドネシア、タイ、フィリピンと世界中から購入したり、寄付されたりして徐々にコレクションが集まって来たのです。

一見普通の建物、でも一歩中に入ると驚きの別世界が

それでは早速、建物の中を探検していきましょう。博物館の建物は三階建てになっています。まずは入り口から一階エリア。クマ、ライオン、ウマ、シカ、サル、ヘビ、ワニと様々な種類の骨が展示されています。館内を回るときは希望すれば英語ですが、ガイドの方に説明してもらうこともできますよ。

続いては2階エリアです。ここは動物の骨が種類ごとに分別されて展示してあります。動物の生息地を表現したデザインのディスプレーで飾られており、イヌ、クマ、ワニ、ヘビ、トリ、カメ、昆虫、蝶等が展示されています。
続いては3階エリアです。このエリアはたくさんの海中生物の骨格標本が展示されています。まるで海の中にいるような雰囲気です。イルカ、クジラ、他にも様々な魚やカニのような甲殻類もあります。海中やビーチで集めた貝を展示しているエリアもあります。
このエリアの見所は何といっても、マッコウクジラの鯨骨です。骨格標本は2点あり、うちひとつは41フィート(12.4m)もの体長になります。この博物館で最も大きい展示物です。マッコウクジラの鯨骨標本は世界に47点ありますが、フィリピンには4点あり、そのうち2点の骨格標本がこの博物館にあります。マッコウクジラの骨の下には、イルカの骨格標本があり、生命を持っていた時と同じような姿で展示されています。

動物の骨が並ぶ中、あるショーケースから熱い視線を感じます。視線を感じる方に目を向けると、そこにはなんと人骨標本が。少し不気味で見た人をびっくりさせるこの展示、よく見るとメッセージが書かれています。「人間でいる時間は短い、だからこそ時間を無駄にするべきではない、今をしっかりと生きなさい。」と、亡者から生者への有り難い助言ですね。

こちらの博物館では、動物の骨格標本展示・保存だけではなく、生きている海洋生物の保護や救助にも積極的に取り組んでいます。イルカやクジラが沖に打ち上げられたり、傷付いているとの通報を受ければ、救助やリハビリ等を行い、海に還す活動もしているのです。

ただ、博物館の当面の課題は「どう資金不足を解消していくかだ」とBlatchley氏は言います。どんなに魅力的な展示や活動をしていても、博物館を維持するための費用の捻出に苦労が絶えず、そのためもっと多くの人に博物館を訪問してほしいと望んでいます。
こんなにも貴重で面白いものがたくさん標本展示されているこちらの博物館の入場料は大人P80、子供P70です。写真撮影はOKですが、動画の撮影はできませんのでご注意ください。滅多にお目にかかることができない貴重な生物の骨格標本展示を是非一度見学しに来てみてはいかがでしょうか。

【基本情報】

名前:ディーボーンコレクター ミュージアム
英語名:D’BONE COLLECTOR MUSEUM INC.
アクセス:空港より車でおよそ40分
住所:San Pedro Extension (Bucana), Barangay 76-A, across Nograles Park 3, Story Building Blue Cone, Family Circus Compound, Davao City, 8000
電話番号:0919 624 0744
入場料:大人P80、子供P70
URL:http://www.dbonemuseum.com/
E-mail:N/A
営業時間:月曜日-金曜日(10:00-15:00) 土曜日(13:00-15:00)日曜日休館
地図: