生活・衛生編ー快適に暮らすために
- トイレットペーパーを必ず持ち歩く

フィリピンのトイレにはトイレットペーパーがないことがほとんどです。
SMモールのトイレにも、高級レストランのトイレにもトイレットペーパーはありません!(ごく稀にトイレットペーパーを置いているところがありますが、基本はないと思うべきです)フィリピンではトイレットペーパーは持ち歩く物です。最悪の事態を迎えないためにも、留意すべき重要ポイントです。
- 長袖・長ズボン
長袖・長ズボンが必要な一つ目の理由は、日焼け対策のためです。日焼け止めを塗っても、日差しが強すぎて日焼け止めを貫通して日差しを浴びている感覚があります。長袖・長ズボンは暑さを感じるため、日傘を使うのも日焼け対策としては有効かもしれません。
もう一つの理由は、体温調節のためです。ショッピングモールやオフィス内のエアコンが強く効きすぎて、外の暑さとの気温差でお腹を下してしまうことが何度かありました。エアコンは一日中17度前後のところも多く、風邪や腹痛から身を守るためにも、長袖・長ズボンは必要だと感じています。
- スコールと洪水

洪水対策のためのインフラ整備は、現在のフィリピンにおいて最も求められている公共インフラの一つと言えます。
ミンダナオ島のダバオでは、幸いにも台風が直撃することはほとんどありません。しかし、強い雨が降り続いた翌日には、道路に行き場を失った水が溜まり、各地で洪水が発生します。
また、熱帯特有のスコールは午後の時間帯に突然降り始めることが多く、天候の変化を予測するのは困難です。そのため、外出時には常に折り畳み傘を持ち歩く必要があります。
- ハンドサニタイザーを常備

筆者は外出先のレストランや屋台での食事の際には、手洗いを心がけるようにしています。でも手を洗うところがない!そんな時のために携帯型の消毒液を持ち歩いていると便利です。
食事以外にも、手が汚れたときやトイレの後など、手を清潔に保つには必携アイテムです。
- 皿はありが来る前に洗う
こちらはダバオで初めて自炊をした日の夜に起こりました。
ズボラな性格のため、ご飯を食べて数時間放置しているとそこには大量のアリが!それからというもの、アリの存在のおかげで食事後の後片付けがスムーズに行えるようになりました。アリ以外にもゴキブリやヤモリをよく目にしますが、フィリピンに住む以上は上手く付き合っていく=諦めて慣れるのが一番です。
余談ですが、フィリピンのゴキブリは大きくて飛びます。顔に向かって飛んできたこともあるので要注意です。
食事・飲料編ーお腹を壊さないために
- 水道水は飲まない

細菌やウイルス、感染症の危険があるため、水道水を飲むのは避け、代わりにミネラルウォーターを飲みましょう。ダバオではミネラルウォーターのデリバリーサービスが普及しており、1ガロン=3.8リットルのミネラルウォーターを40ペソ(約100円)で家まで届けてくれます。
- 氷が入ったドリンクは避ける

路上やロハスナイトマーケットで売られているフルーツジュースなどは大量の氷と共に容器に入っています。その氷が水道水で作られていた場合、水道水を飲んでしまうことになります。
どこまで気にするかはその人次第ですが、一般的には氷入りのドリンクには少し気をつけたほうがよさそうです。またレストランやホテルの食事ではグラスに入った氷が置かれており、そこに飲み物を注ぐようになっています。筆者は今の所その氷でお腹を下したことはありません。
- 水道水で洗った生野菜サラダは食べない

こちらも同様に生野菜サラダが水道水で洗われている可能性があります。どこまで気をつけるかは個人の自由です。
- カットフルーツは避ける

カットフルーツも同様に水道水にさらされている可能性があります。また生のカットフルーツが長時間外の空気・直射日光にさらされて販売されていることが多いため、お腹が弱い人はモールや市場でカットされていないフルーツを買って家で食べるのをお勧めします。
- 屋台の生ものは避ける

生ものの中には冷やされず外で長時間放置されているものもあります。お腹が弱い人は避けましょう。
- 加熱済み肉の長期放置に注意

加熱済みであっても油断はできません。なかなか人の入らない店や屋台は一度加熱して、商品棚に並べた後に、再加熱しているお店もあり食中毒の危険が高まります。
加熱済みであってもできるだけ焼きたて、揚げたてが食べられる、回転率の良い場所で食べるのをお勧めします。
- 油っぽい料理が多く、野菜が少ない

フィリピン料理は油っぽいものが多く、野菜が少ない印象です。意識しないと野菜を摂ることはほとんどできません。気を抜くと毎食、茶色と白(ライス)になっている日もあります。健康のためにも、油を避け、意識的に野菜を摂るなど、健康のためには日本以上に食事に気を使う必要があります。






