台風ティノの進路からは外れているものの、ダバオ市災害リスク削減管理委員会(以下CDRRMO)は、台風の影響によって発生する局地的な雷雨や洪水などの危険に備え、引き続き警戒態勢を維持している。
CDRRMOのアルフレッド・バルラン委員長は、台風ティノがダバオ市に直接的な影響を及ぼす見込みはないとしながらも、市としてその動きを注視していると述べた。
また、台風が雲の発達を促し、各地で断続的な降雨をもたらしていると説明した。
バルラン氏は、11月4日のダバオ市防災ラジオ(DCDR:Davao City Disaster Radio)のインタビューで、「ダバオ市では現在、局地的な雷雨が発生しています。特に今は、フィリピンの責任範囲(PAR)内に台風があるため、その影響が出ています」と語った。
バルラン氏によると、ここ数日の夜間の降雨もこの影響によるもので、突発的な洪水が発生する可能性があるため、ダバオ市民に引き続き注意を呼びかけている。
さらに、バルラン氏は、今後の災害対応力の強化に向け、大型トラックや消防車、救急車などの装備を増強する計画も進めていることを明らかにした。







