
フィリピン選挙管理委員会ダバオ地方事務所(以下Comelec-Davao)は、2025年8月1日から3日までの間に、約1万7,000件の有権者登録、申請および記録の更新を処理したと報告した。
Comelec-Davaoの副所長であるゲイ・エニュメラブルズ弁護士によると、3日間で合計17,783件の有権者関連申請が記録されたという。その内訳は、ダバオ・デル・スール州が3,426件、ダバオ・オクシデンタル州が1,770件、ダバオ・デル・ノルテ州が3,162件、ダバオ・デ・オロ州が2,365件、ダバオ・オリエンタル州が2,010件、そしてダバオ市が5,050件となっている。
なお、ダバオ市内の5,050件のうち、第1区が2,206件、第2区が1,725件、第3区が1,119件だった。
エニュメラブルズ氏は、2025年12月に予定されている「バランガイ(行政区)およびサングニアン・カバタアン(以下SK:青少年評議会)選挙(以下BSKE:Barangay and Sangguniang Kabataan Elections)」に向けて、15歳以上の人々に有権者登録への参加を呼びかけた。
また、エニュメラブルズ氏は、2025年8月4日にSMシティ・ダバオで開催された「カペハン・サ・ダバオ(Kapehan sa Dabaw)」の場で、「過去に登録をしていない方は、ぜひ当事務所または出張登録所にお越しいただき、2025年12月のBSKEに参加できるよう登録をお願いいたします」と呼びかけた。
エニュメラブルズ氏は、第1区における登録スケジュールについて以下の通り発表した:
8月6日:マア小学校
8月7日:マア市刑務所(特別出張登録)
8月8日:モンテマリア体育館
8月9日〜10日:NCCCビクトリアプラザ
第2区については、より多くの登録者に対応するため、8月10日までNCCCモール・ブハンギンの事務所にて登録を受け付ける。
第3区では、以下の日程で登録が実施される:
8月5日まで:マグサイサイ公園
8月6日〜7日:ビスタモール
8月8日:GMallトリル
8月9日〜10日:再びマグサイサイ事務所
さらにエニュメラブルズ氏は、すでにSK有権者として登録されている人が18歳に達した場合、再登録の必要はなく、システムによって自動的に登録区分が一般有権者へと更新されると説明した。
有権者登録の手続きは簡単で、有効な身分証明書(学生証や署名入りの図書館カードなど)を持参し、申請書に記入するだけで完了する。政府発行の有効な身分証明書としては、PRC ID、運転免許証、パスポート、UMID、GSIS ID、SSS IDなどが認められている。
なお、バランガイ証明書は身分証明書としては受け付けられないことも明らかにされた。
現在の登録期間中に受け付けているのは、「初めての有権者登録」、「新規申請」、「記録の更新に限られており、投票区の変更申請は受け付けていない。これは、初めて登録する有権者や記録の更新を優先するためである。