2016年に趣味として始まったブドウ栽培が、家族経営のワイナリーへと成長し、2026年3月に開催される第89回「Araw ng Dabaw(アラウ・ン・ダバウ:ダバオの日)」に合わせて、地元産ブドウから作ったワインの販売を開始する予定だ。
Taglucop Estate Vineyard & Winery(タグルコップ・エステート・ヴィンヤード&ワイナリー)のオーナー、ジェニファー・タグルコップ氏は、2026年2月13日に開催された「PEP Talks – ライフスタイル&観光フォーラム」で、当初は赤・白ワインを地元および海外から訪れる観光客向けに販売する計画であると語った。ブドウ園はダバオ市バランガイ(行政区)タクナンの4ヘクタールの敷地で運営されている。
ワイン作りを始めた当初、オーナーはフィリピンが誇れる世界水準のワインを生産することを目標としていた。
旅行代理店を経営するジェニファー氏と弁護士の夫フェルディナンド氏は、海外出張のたびにアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、タイのワイナリーを訪問してきた。これに触発され、フィリピン人がブドウを見るためだけに海外に行かなくても済むよう、ダバオ市に自分たちのワイナリーを設立したという。
2016年からブドウの栽培を開始し、ダバオの気候に適した品種を見極めるため試験栽培を行った。タグルコップ氏によれば、地元産ブドウは輸入品と同じくらい甘く美味しいという。
現在、ワイナリーで栽培されている品種はシラーズ、モルドバ、カベルネ・ソーヴィニヨン、モスカート。夫はアメリカでワイン作りを学び、長男はオーストラリア・アデレード大学でブドウ栽培学と醸造学を修めた。
ワイン作りは2018年の収穫から少量ずつ開始され、現在、750ミリリットルボトルで約1万本分の生産量が見込まれている。生産したワインはタクナンの地下貯蔵庫で樽熟成中で、訪問者向けにワイン作りを紹介するワイン博物館も建設中だ。
Taglucop Estate Vineyard & Wineryでは、今後、ブキドノン州の10ヘクタールの土地にブドウ園を拡張する計画を進めている。






