選挙管理委員会ダバオ地方事務所(Comelec-Davao)は、8月最終週、ダバオ地方の1,162のバランガイ(最小行政区)から、10月30日のバランガイおよびユースカウンシル選挙(以下BSKE)の各ポジションへの立候補証明書(以下COC)を提出した候補者を計47,637人記録した。
9月4日にComelec-Davaoが発表したデータによると、このうちバランガイキャプテンに2,932人、バランガイ議員に25,587人、バランガイ議長に3,050人、ユースカウンシルには16,068人が立候補している。Comelec-Davaoのゲイ・エヌメラブルズ副局長は同日、Kapehan sa Dabawにて、8月28日から9月2日までのCOC提出期間中、複数の立候補者がComelec-Davaoの事務所に押し寄せたと語った。
エヌメラブルズ氏は公認候補者らに対し、期間前の選挙活動は失格の理由となるため控えるよう注意喚起を行った。同氏によると、早まった選挙活動を行なった候補者は、1年から6年の禁錮系に処され、公職につく資格を永久に失う可能性があるという。選挙活動期間は10月19日から29日までである。
Comelecは現時点では候補者に対する苦情や、候補者が「迷惑な人物」であるとの申し立てはまだ受けていないという。また、選挙に関連した暴力行為については、ダバオ地方で特に懸念される地域はないと語った。
2018年以来のBSKEに、ダバオ地方の市民の関心は高まっている。今回の選挙では銃撃や暗殺といった物騒な事件が起こらないことを願うばかりだ。