フィリピン政府は、ダバオオリエンタル、ダバオデオロ、ダバオデルノルテの約7,000人の政府が進める土地改革プログラムの一環として、土地を分配される農民や農場労働者(以下ARBs)に電子証明書(e-certificates)を配布し、毎月の土地の分割払い義務を免除した。
この配布式は、2024年12月5日にパナボ市多目的体育館でフェルディナンド・”ボンボン”・マルコス大統領が主導した。 農業省(以下DA)によると、6,948人のARBsに対し9,058枚の「抵当権解除証明書(COCROM)」が交付されたという。これにより、1988年から2023年7月までに発生した5億2,770万ペソの債務が免除された。
各地域の債務免除の内訳:
1. ダバオデルノルテ
– 1,731人のARBsに2,337枚のCOCROMを交付
– 対象面積:2,077ヘクタール。
– 債務免除額:1億9,570万ペソ。
2. ダバオデオロ – 3,614人のARBsに4,901枚のCOCROMを交付。
– 対象面積:5,031ヘクタール。
– 債務免除額:2億5,610万ペソ。
3. ダバオオリエンタル – 1,606人のARBsに1,820枚のCOCROMを交付。
– 対象面積:3,072ヘクタール。
– 債務免除額:7,580万ペソ。
農地改革省(DAR)のロザリオ・S・マアラ主任によると、ダバオ地方全体では合計11,549枚の証明書が発行され、9,152人のARBsが恩恵を受け、6億7,810万ペソの債務が免除されている。 12月11日には、ダバオデルスル、ダバオオクシデンタル、ダバオ市のARBsを対象とした第2回の配布が予定されている。さらに、774人のARBsには、トラクター、収穫機、灌漑設備などの農業機材が提供され、総額1,301万ペソが投じられている。
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