【News】ダバオの日系企業がフィリピンの英雄「ボニファシオ」の生涯を描いた漫画のリリースを発表

ボニファシオ漫画©CCC
ボニファシオ漫画©CCC

2024年11月25日、ダバオ市に拠点を設ける日系企業のCreative Connections &Commons社(代表:アン・メンドーザ 以下、CCC社)は、2024年11月30日のボニファシオの日にアンドレス・ボニファシオの生涯を描いた漫画「アンドレス・ボニファシオ」を株式会社TORICOが運営する漫画配信サイト「スキマ」(日本語)及び「Manga Club」(英語)でリリースすると発表した。

アンドレス・ボニファシオ(1863年11月30日 – 1897年5月10日)はフィリピンの英雄、ホセ・リサールとともにスペインの植民地支配からの独立を目指すフィリピン独立革命のリーダーのひとりである。

CCC社は2018年にもフィリピンの英雄「ホセ・リサール」を漫画としてリリースしており、今回のアンドレス・ボニファシオ漫画リリースについて同社代表のアン・メンドーザ氏は、「ホセ・リサールの漫画制作、公開をしてから6年、今回フィリピンのもう一人の愛国者、アンドレス・ボニファシオの物語を皆様にお届けできることを大変光栄に思います。私たちの願いは、彼の国に対する貢献や理想を知らないフィリピン国内外のフィリピン人が、この漫画を通して彼をよりよく知り、彼をよく知る人々が、この漫画を通して、彼の国への愛を再認識するきっかけになってもらえればと嬉しいです」とダバオッチの取材に対して語っている。  

漫画は全15話から構成され、11月30日に第1話、12月7日に第2話、12月14日に第3話と順次公開予定となっている。

漫画:アンドレス・ボニファシオ

概要
300年に渡るスペインによる植民地支配が続く19世紀フィリピン。医師であり、小説家でもあるホセ・リサールは自ら描き上げた小説と教育によって、この国の改革を試みた。それに対し、スペイン植民地政府は、リサールを逮捕することによってこの試みを挫こうとした。しかし、改革を求める気運は鎮まるどころか、フィリピン全土に改革と力による抵抗の炎を燃え上がらせることとなった。
リサールの処刑を契機として、この国の運命は、リサールの意志を継ぎ、教育による改革ではなく、武力による革命を目指す一人の男、アンドレス・ボニファシオに委ねられることとなった。マニラ・トンドに生まれたこの若者は、フィリピンをどこの国からも搾取されることなく、平等な暮らしが保障される国にするために、秘密結社カティプナンを率いて宗主国スペインに戦いを挑む!

著者紹介
漫画:澤村信哉(Kuya Shin) 1976年生まれ、児童養護施設ハウスオブジョイ事務局長。 1999-2006年はフィリピン、ミンダナオ島にて、2006-2008年はブルガリア共和国にて日本語教師として働き、教科書作成や教員育成にも注力。2008年からフィリピンに戻り、児童養護施設ハウスオブジョイの運営に携わる。現在は約20人のこどもたちと一緒に暮しながら、竹楽器作り、骨細工、そして絵描きに没頭している

原作:松井孝浩(Takahiro Matsui) 愛知県出身、1975年生まれ。2003-2014年の間の約10年間、 フィリピン・タイなどで日本語教育に携わる傍ら、東南アジア史に深い関心を持つ。前作でフィリピンの英雄ホセ・リサールの生涯を描いた漫画はフィリピンでも多くのメディアに取り上げられ、学校教育の現場でも取り上げられている。2024年4月からはベトナムにて日本語教育に従事している。    

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