フェルディナンド「ボンボン」マルコス・ジュニア大統領は、2024年7月31日、バンサモロの人々に対してポジティブな変化がすぐに実現すると自信を示した。 マラカニアン宮殿で行われた国家政府–バンサモロ政府間機構(以下IGRB)の第三次進捗報告書の引き渡しの際、マルコス氏はバンサモロ政府を支援するという政権の姿勢を再確認した。バンサモロ政府を支援し続けることは、ミンダナオだけでなく、国全体にとっても重要なことであるとマルコス大統領は主張する。
IGRBの報告書には、バンサモロ自治区における意義ある自治に向けた達成事項が含まれており、バンサモロ基本法に定められた規定と原則の円滑な実施を確保するために重要な7つのIGRBメカニズムの運用についてが示されている。 7つのIGRBメカニズムは、フィリピン国会–バンサモロ議会フォーラム(PCBPF)、政府間財政政策委員会(IFPB)、共同協力ゾーンのための共同機関(JBZJC)、政府間インフラ開発委員会(IIDB)、政府間エネルギー委員会(IEB)、バンサモロ持続可能な開発委員会(BSDB)、リーダーズ協議会の設立である。
マルコス大統領は、これらの機関が設立されたことで、バンサモロ自治区は、国家政府と協力するために必要なプラットフォームに容易にアクセスが出来るようになったと述べる。
また、保健省、陸運事業免許庁(LTFRB)、陸運局(LTO)がすでにBARMM内の財産および資産をバンサモロ政府に引き渡したという。 最後にマルコス大統領は、「残っている問題や懸念に対して応答性のある解決策を見つけながら、バンサモロ地域をより平和で安定し、繁栄したものにするための正しい道を歩んでいると確信しています」と付け加えた。 バンサモロ自治区は、2025年5月12日に最初のバンサモロ議会選挙を実施し、同時に国の中間選挙を行う予定だ。
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