2024年5月1日労働者の日に、ロハス通りのフリーダムパークで、ダバオ地方の飢餓と貧困を解決するための賃上げを要求するグループが抗議集会を行った。
IBON財団の調査によると、ダバオ地方の推定家族生活賃金は1,175ペソであるという。しかし、ダバオ地方の現在の最低賃金は民間企業で日給462ペソであり、家族のニーズを満たすには不十分である。各団体はこれでは到底足りないと主張した。 我々はマルコス政権に対し、懸案となっている賃上げ法案を緊急のものとして認定するよう、より広範な労働運動とともに要求すると労働者等は主張した。
抗議行動はロハス通り沿いの行進から始まり、グループの代表者全員によるメッセージ、フィリピンの労働者の苦難と賃金上昇を求める叫びを強調するプレゼンテーションが行われた。 フィリピンにおける労働者の日の起源は、1902年2月2日にイサベロ・デ・ロス・レイエス氏とエルミニギルド・クルス氏が創設したフィリピナス労働者民主同盟(旧フィリピナス労働者同盟)に遡ることができる。
米国統治時代には、この労働組合はフィリピンの労働者階級の権利を推進するために活動した。 2023年12月時点のフィリピンの労働者数は5,050万人で、そのうち半数以上がサービス業(57.3%)、4分の1以上が農業(24.4%)、5分の1以下が工業(18.3%)で働いている。
抗議活動は協力的な参加者と、徹底した警備体制によって平和に執り行われた。 最低賃金が必要な生活費の半分を下回っているとは深刻な問題である。彼らの声が受け入れられるのはいつになるのだろうか。
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