こんにちは!ダバオッチのりんです! フィリピンには綺麗なビーチやおしゃれなレストラン、ナイトマーケットなど様々な観光スポットがありますが、せっかく来たからには、現地の人の生活を感じられる”ザ!ローカルな場所”へ行ってみませんか?
フィリピンダバオにはモールの中などにスーパーマーケットがありますが、多くのダバウェニョ(ダバオ市民)がパブリックマーケットを利用しています。なぜならスーパーと比較して安いからです!新鮮で品数も多く、値下げ交渉も自分でできちゃいます。
今回は、そんなダバオの台所とも言えるアグダオパブリックマーケットの特集です!一緒にマーケットで買い物をしているような気分で読んでいただけたら嬉しいです✨
アグダオパブリックマーケットとは
アグダオマーケットは、ガイサノモールから徒歩約20分、中華街から徒歩約15分にある大規模のパブリックマーケットです。現在7憶4000万ペソの予算を投じて、市場のリニューアル工事が進められています。現在は予算不足のために、工事がストップしているそうですが、こちらの建物で買い物をすることできます。実はこのマーケット、2017年にダバオッチ編集部が一度取材をしており、そちらとも比較して頂くと、変化を見ることができ面白いです!では早速行ってみましょう!
【買う】ダバオのいいものが集結した公設市場
幾何学模様の緻密なデザインが美しいです!✨もしもここが市場だと知らなかったら、美術館かと見間違えてしまいそうです(笑)やはりリニューアルされたばかりということもあり、きれいですね。 市場の周りはジプニーやトライシクルであふれており、渡る際に注意しなければなりません!
筆者は危うく自転車と接触しそうでした。フィリピンでは歩道や信号がありますが、それ以外の場所で道路を横断することが多いです。結構スリリングなのですが、渡ろうとしている現地の人を見つけて、さりげなく一緒に渡るか、車やバイクに向かって手を向けて「渡るからちょっと止まってね」という合図をすると大概スピードを落としてくれます。しかし、日本と違い、車ファーストという雰囲気があり、絶対止まってくれると過信すると危険なので、ドライバーの方とアイコンタクトをしてから、落ち着いて渡るようにしましょう。
市場に近づくと、独特なにおいが漂ってきます。建物外でも野菜やストリートフードが販売されています。まずはじめに筆者が行ったのが、マーケット外にある果物、野菜コーナーです。
野菜コーナー
活気があってわくわくしてきました!✨歩いていると、お店の人達が沢山声をかけてきます。 マンゴ―やパイナップル、スイカなどフルーツも販売されています。果物をカットして販売しているお店もあり、丁度良い量を購入することが出来ます。みずみずしくてどれもおいしそうです。
果物のコーナーを抜けると野菜が販売されているコーナーにたどり着きます!
スーパーマーケットでは見ることのできない野菜が発見できるので楽しいですね。 今回の取材で筆者が求めていたのが人参です。スーパーにも人参はありますが、筆者がよく見かける人参はとても小さいものが多いので、大きな人参が欲しいな~と思い探していると、発見しました!
台から溢れんばかりに置かれた野菜たち!色も綺麗で新鮮そうですね!最高です✨ 早速人参の値段を尋ねてみました。
ビサヤ語でこれいくら?は「Tagpila ni?」、タグピラ 二?です!簡単なのでマーケットではガンガン使っていきましょう。
人参は1kg100ペソでした。1kgは少し多すぎるので、3本だけほしいと頼むと、55ペソと言われました!1キロ100ペソに対してこの値段は少し高いですね。そこで、「50ペソ」と頼むと「OKOK」といった感じであっさり値下げしてくれました!人生初値下げ交渉で、びくびくしていましたが、こんなにあっさり了承してくれるならもっと値下げできたかもしれません。このようなマーケットでは、値下げ交渉をすることが出来るのも魅力ポイントですね。1kg単位の値段を提示しているお店が多いですが、このように交渉すれば、少量から購入することが可能です。それではお目当ての人参が買えたので早速中へ入ってみましょう!
お肉コーナー
中はこんな感じで、お店ごとに区切られており綺麗です!リノベーション工事がされる前の写真(2017年)と比較すると、現在は施設の中に市場が入っている形で、設備が整っており衛生面も整っているように感じます。まずはじめに目に飛び込んできたのがお肉のコーナーです。
日本ではあまり見ることのできない売られ方ですね。やはり匂いは少しきついですが、新しいこともあり衛生環境は整っているように思われます。匂いにハエが寄ってくるので、お店の人が定期的にはたきのようなもので追い払っています。
お肉の写真を撮っていたのですが、視線も笑顔もばっちり向けてくれました!(笑)皆さんとてもフレンドリーです。価格を尋ねてみたところ、牛肉が1キロ380ペソ、豚肉が1キロ330ペソ、チキンが1キロ195ペソとのことでした。 注文するとその場にあるナイフでカットし、計量し値段を提示してくれるスタイルです。また、上記の写真の様にお店ごとに数字が割り振られているようです。
このような「チョリソー」というウインナーも販売されていました。チョリソーはスペイン生まれのソーセージで豚肉に塩やニンニク、パプリカを混ぜて腸詰めにして自然乾燥したものだそう。ひき肉ではなく粗く刻んだ豚肉を使用しているために肉感が強いそうです。綺麗に包装されており、色鮮やかでおいしそうですね!✨
シーフードコーナー
続いてシーフードコーナーにやってきました。魚だけではなく、海藻やカニ、貝などバラエティー豊富です。1キロ単位でしか買えないものもあれば、バラ売りをしているところもありました。どれもプリプリして美味しそうです! 見たことのないような魚が売ってあり、歩いているだけで楽しいです。
ここで一際目立つ魚を発見しました!これ何?と聞くと「Eel」と言っていました!Eelはうなぎ以外にもあなごや海へびの意味もあるそうです。うなぎにしては太いのであなごでしょうか。どんな風に調理するのかな、と思い調べてみると、Eel Adobo(アドボ)という料理があり、魚をぶつ切りにして醤油や酢で煮込むといったものです。アドボはメジャーなフィリピン料理の一つですが、筆者は豚肉や鶏肉を使用したアドボしか知らなかったので驚きました。
また、貝を瓶詰めにしているものや加工済みの貝なども販売されていました。クリームシチューやシーフードパスタなどに使いやすそうですね。
また、歩いているとオクトパスあるよ!と声をかけてくる方がいて、ついて行ってみるとたこが販売されていました。前回の『フィリピンダバオで日本のたこ焼きを再現する』という記事は読んで頂けましたでしょうか?前回たこを購入したシーフード専門店では1kgで580ペソ(約1560円)で販売されていましたが、今回値段を尋ねてみると1kg300ペソ(約815円)で販売されていました!シーフード専門店で購入したものが加工済みということもありますが、かなりお手頃な値段で購入することができます。また、前回の記事でも紹介したようにたこはスーパーマーケットなどで気軽に手に入れることができないので、もしも生のタコが欲しいという方は是非アグダオマーケットに行ってみてください!
今回筆者は海藻を購入しました。レストランで海藻サラダを食べた時においしくて感動したので自分でもつくれたらいいな~と思い探していると、シーフードコーナーのほとんどのお店でも販売されていました。1カップ20ペソです。袋パンパンになる程の量なのにこの価格は嬉しいです。海藻は熱湯につけておいて、色が変化したらOKとのことでした。お目当ての海藻が購入出来たところで、2階のコーナーにも行ってみましょう!
2階エリア
2階へは階段とエレベーターを利用していくことが出来ます。2階から見るとお店の数の多さに圧倒されます! 2階では野菜や卵、日用品を購入することが出来ます。しかし、ほとんどシャッターが下りている状態でお客さんも一階や屋外と比較すると少ないです。そしてお店もそこまで整っていない様に見えます。地元ニュースによると、二階は場所として人があまり来ないため、売り上げを作ることが難しく、157の露店のうち45はいまだに何もお店が入っていないそうです。お店の人達も寝転んで暇を持て余していたりして少し悲しいですね。二階も近い未来多くの人でにぎわうことを願います。
卵コーナー
二階には卵も販売されていました!種類や大きさによって値段が異なるようです。一個から購入することが出来ます。12個入り(Dozen)、トレー(おそらく36個)で各値段が表示されているので分かりやすいですね。
かごやほうきなどのコーナー
筆者、かなりイチオシで自身もリピートしたいお店を2階に発見してしまいました…!! ほうきや編みトレー、カバンなどが販売されているお店です。小さめのトレーが20ペソ、大きめのトレーが125ペソ、小さなほうきが80ペソ、大きなほうきが30ペソでした。とってもかわいいのにかなりお値打ちなので、お土産としてもいいかもしれません。今回筆者は小さなほうきトレーを購入しました!
家に帰って早速ものを入れてみました!このかごを買うまではそのまま置いていたのでいつもキッチン周りがまとまらず散らかっていましたが、このかごのおかげですっきりしました! また、小さなほうきもしっかりとした作りをしているのでちゃんとゴミをかき集めることが出来ます!大当たりの買い物をすることが出来ました。お土産屋さんよりも断然お安く購入することが出来るので、気になる方は是非アグダオマーケットの二階へ行ってみてください!
番外編
アグダオマーケット周辺には様々なUkayUkay(ウカイウカイ)があります!ウカイウカイとはフィリピンの古着屋さんです。過去記事でも紹介しているのでフィリピンの古着事情が気になる方は是非のぞいてみてください!
帽子コーナー一つ50ペソ ハンガーにかけて販売されているものもありますが、このように大きな箱の中に山積みにされて販売されているケースもあります。下の方にあるものを掘り出すのが結構大変です(笑)
このコーナーは驚きの10ペソでした!奇抜なものや汚れていたりするものが大半なので、その中から状態の良い好みの服に出会ったときは、宝を探し当てたような気分になります✨
また、マーケットのすぐそばには多くのお店があるのですが、その中で毛糸を発見しました!
編み物を最近始めた筆者はダバオでも毛糸があるか探していたのですがなかなか見つからず、まさかここで発見できるとは思いませんでした(笑)また、ヨガマットやこんな竹を利用したような貯金箱も販売されています。のぞいてみると楽しいのでマーケットに来た際は是非寄ってみてください!
まとめ
今回はアグダオマーケットの特集でした。いかがでしたか?
フィリピンのローカルな生活に触れてみたい!という方は是非おすすめの穴場スポットです。留学や滞在している方も、きれいでスーパーよりも安く、新鮮な商品を購入できるのでお勧めです。
ダバオで一番大きい公設市場であるバンケロハンマーケットと比較するとアグダオマーケットはかなり清潔感があるように感じました。観光地から離れてローカルライフに触れてみたい、けど少し不安という方はまずこのマーケットへ行ってみるといいかもしれません!値下げ交渉も出来ちゃいます!〇
まだ二階部分は設備が整っていないようなイメージでしたが、きっとこれからさらにお店が入り盛り上がっていくと思います。一階や屋台ごとに販売できるものをしっかりと決めて、二階に来ないと~が買えないといったようにしてて2階への導線を作っていく必要があるのかな、と感じました。また、筆者のお気に入りのお店のようなお土産が買えるスペースを作ったら、地元の人だけの場所ではなく観光客も来やすくなるのではないかなと思いました!今後のアグダオマーケットの発展に期待が高まります✨
アグダオマーケットに来る際は是非参考にして頂けたらと思います!最後まで読んでいただきありがとうございました!
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