ダバオ市消防局(以下BFP)は2023年10月5日に発生したNCCCショッピングモールMain Magsaysayの火災事故による損害額は150,000ペソと推定されることを明らかにした。施設内には、撤収作業を行っていた技術職員以外、客も従業員もいなかったため、死傷者や怪我人はいなかったことが確認されている。
BFP情報・調査課長のラミル・ギラド氏は、出火元は冷凍品が保管されている冷凍室のブレーカーだと述べた。BFPは午後9時ごろに火災発生の通報を受け、午後10時までに火災を鎮圧、午後11時には、現場は鎮火したと宣言した。捜査は順調で迅速な対応であった。
NCCC経営陣は、迅速な支援をしてくれた救急隊員、ボランティア、関係者に心から感謝している。2017年の12月23日に多くの死傷者を出したNCCCモールの火災事故から6年が経とうとしているが、二度と悲劇を繰り返さないためにも、もう一度気を引き締める必要がある。
10月第1週時点で、BFPとチーム・ダバオ・レスキューは、NCCCでの火災を含め、5件の火災事故を記録している。火災発生件数の減少と共に、できるだけ被害を最小限に止めるために、一人一人の火の元への注意が重要だ。
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