【News】NCCCモールの解体工事の日程、未だ決まらず

NCCCモール 火災

2017年12月23日の大火災により閉鎖したNCCCモールの解体工事に関して、ダバオ市の建築物に関連する部署(以下、CBO)が、未だモール経営陣側から最新の情報を得ていないことがわかった。CBOの責任者であるカトゥビグ氏は、「モール側はまだ解体工事に必要な重機の手配をしている最中であるのであろう」との見解を示した。

今年2月20日には、市は取り壊しの許可を出している。モール側は許可証が発行されてから1年以内に取り壊しを開始し、開始してから30日以内にはすべての作業を終わらせなければならない。また、解体工事を開始する前には、建物内を空の状態にし、電気、ガス、水道、電話などの各配線や配管の接続を断ち切ることになっている。前回の報告によると、安全対策のためや廃材が盗まれる恐れもあることから、直ちに解体工事を開始することが推奨されている。

NCCCモールの火災は、電気ショートが原因であった。消防局は、モールの1階部分を除いては全焼だとの調査報告をだしている。現在のところ、モール周辺にはすでにフェンスが設けられている。以前の報告では、モール経営陣側は消防局からの報告書を待っており、その報告書を内務省に提出することにより、解体工事の日程を決められるとなっていた。

NCCCモールの広報担当のパドゥア氏は、報告書を受け取っていないため、未だ解体工事の日程が決定できていないとインタビューに答えた。