【News】ダバオから安倍元首相の遺族に哀悼の意

日本中を震撼させた安倍晋三銃撃事件。日本国内はもちろん、各国からも追悼の意が送られる中、ここダバオでも悲痛な叫びが聞こえてくる。

ダバオ市の高官たちは、2022年7月8日(金)の選挙演説中に撃たれて亡くなった、故安倍晋三元総理大臣の遺族を悼み、哀悼の意を表した。

ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領は、日本の元指導者の死について「深い後悔と深い悲しみ」を自身の公式フェイスブックに投稿し、「この悲劇に対して、彼の妻である昭恵夫人とそのご家族に心から哀悼の意を表します。私はまた、日本国民とともに、彼の死を悼み、無意味な暴力行為を非難します」と述べた。

大統領在任中、安倍首相は当選後初めてフィリピンを訪れただけでなく、ダバオ市にある彼の自宅を訪問した唯一の外国人指導者でもあったという。

安倍首相は2017年1月に同市を訪問。日本とフィリピンの関係強化が主な目的であったが、ドゥテルテ氏への表敬訪問も兼ねていたとのこと。安倍首相はまた、かつて日本人が入植していたことから「リトル東京」と呼ばれるMintalも訪問した。

ドゥテルテ前大統領は、「私はいつまでも彼を心の近くに置き、共に過ごした時間を大切にします」と続けた。そして「彼の遺志を偲ぶとともに、彼の任務への献身と卓越したリーダーシップから学び、前へ進み続けることが私の望みです」と付け加えた。

ドゥテルテ前大統領の娘で、前ダバオ市長、現副大統領のサラ・ドゥテルテ氏も、遺族と日本国民に哀悼の意を表した。

サラ副大統領は安倍元首相の死について、「人間の邪悪を露呈する衝撃的な悲劇だ」とし、「世界は偉大なリーダーを失った」と述べた。「彼はフィリピンの強い味方であり友人でした。フィリピン人に対する彼の愛と優しさは、私たちの成長と発展に対する日本の支援を通じて、何度も実証されています」と続けた。

Davao de Oroの副知事、タイロン・ウイ(Tyron Uy)氏もフェイスブックの投稿で哀悼の意を表した。ウイ氏は、個人的に安倍首相と出会い、交流できたことは幸運だったと語った。「ダバオ市での国賓訪問の際、ダバオ地方の知事たちは、ミンダナオ島訪問中の安倍首相を歓迎する任務を負っていた」と述べた。州知事時代、さまざまな国の首脳と会ったが、親交が深かったのは故安倍首相だったという。

ウイ氏は地元メディアとのインタビューで、安倍首相の訪問は日本との絆を深め、共通の社会的・経済的利益に取り組むことを意味し、Davao de Oro、ひいてはこれまでの国全体に利益をもたらすと考え、地域にとって大きな意味を持つと語った。

ミンダナオ国際大学(MKD)もフェイスブックの投稿で、日本人の長の死を悼んだ。安倍首相は2017年1月の市内訪問中にて、同校にも訪れていた。「MKDは、彼が歴史的で非常に記憶に残る私たちの大学への訪問の際に、私たちの学校関係者、教師、学生、両親のすべてに示した謙虚さと誠実さを決して忘れることはないでしょう。」と語っている。そして「安倍様のご冥福をお祈りするとともに、素晴らしい祖国の皆さまに哀悼の意を表します。私たちの思いは日本とともにあります」と続けた。

日本国内で過去に総理大臣が襲われ、死亡した事件といえば、一番新しいものでも1936年に起きた「2・26事件」の高橋是清(享年81)と斎藤実(享年77)であり、これは80年以上前のことになる。したがって、警備や意識が「緩みきっていた」といえばそれまでかもしれないが、それにしては大きすぎる損失だ。割に合わないことを考える人間がいる以上、油断で作られた平和なんて所詮仮初なんじゃないかとさえ思う。「こんなことが日本でも起きてしまう」という前提での警備や意識が、この国でも必要になってしまったことを悲しく思う。でもだからこそ、この事件を決して風化させてはならないのだ。

安倍晋三元首相のご冥福をお祈りいたします

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