新型コロナウイルスの感染拡大にともない、約2年間制限された中での運航を余儀なくされてきたダバオ国際空港(DIA)。現在は、パンデミックによる混乱が収まりつつあり、31便の路線運航を開始している。ゆっくりとコロナ禍前の通常運航に戻しているようだ。
ダバオ地方観光局(DOT-11)のデータによると、空港は現在、国内線29便と国際線2便を毎日運航しているとのこと。DIAマネージャーのレックス・オブセナ(Rex Obcena)氏はインタビューで「(現在)DIAは、マニラ、セブ、イロイロ、カガヤン・デ・オロ、タグビララン、そしてサンボアンガ行きの国内線を運航しています」と述べた。
データによると、国内線はセブパシフィック航空が運航する16便、フィリピン航空の11便、エアアジアの2便となっている。国際線については、スクート・タイガーエアとシンガポール航空がそれぞれ1便を運航している。
日本の水際対策緩和も進んでいる。2022年6月1日以降の水際対策によると、各国・各地域を赤、黄、青の三色でグループ分けしており、すべての青グループの入国・帰国者、および有効なワクチン接種証明書を所持している黄グループの入国・帰国者に関しては、入国時検査、そして入国後の待機期間が”なし”となっている。
ちなみにフィリピンは青グループに属している。この世界的な水際対策の緩和が、各国にどういった影響を及ぼすのか。それによって再び水際対策の強化が必要になるのか。今後の水際対策に加え、ダバオ国際空港のさらなる運行緩和にも注目したい。