ジェネラルサントスとパンパンガ州クラークを結ぶ航空路の復活により、フィリピンのマグロ産業の中心地であるジェネラルサントス市と、ソクサージェン地方の近隣地域の貿易・観光部門の可能性が後押しされるだろうと関係者は述べた。
ジェネラルサントス市の経済管理・共同開発事務所のLeonard Flores所長は、セブパシフィック航空がクラーク‐ジェネラルサントス-クラーク便を運航することを明らかにした。「航空路線の開設は、貿易・投資・観光促進の介在を持続させるための確かな戦略だ」という。
同社のウェブサイトによると、4月26日にこの便の運航を開始する予定だ。この新たな航空路線は、クラークとジェネラルサントスの地元経済だけでなく、両地方のより広い範囲に利益をもたらすことが期待されているとFlores氏は述べた。これら2地方は貿易・観光・農業の重要な拠点であり、空の便で繋がることでビジネスチャンスが増加し、より大規模な経済統合に結びつくのだそうだ。
2020年2月、Leading Edge Air Services社のFokker-50型機がジェネラルサントス-クラーク-ジェネラルサントス線に就航し、週2回運航されていた。しかしこの路線は、新型コロナウイルスの影響で中止が決定されていた。
Flores氏は、此度の新規就航より、同2都市間の移動がより便利になると語った。この便がないと、2都市間の移動は何回もの乗り換えと長い移動時間を要する。4月から週3便が就航し、1時間強で移動が叶うこととなり、利用者にとっては移動がより簡単になった。
セブパシフィック航空は、毎週月・水・金曜日の3回、クラークを午前5時5分に出発し、ジェネラルサントスに午前7時25分に到着、そして午前7時55分にクラークに向けてに出発する予定だ。
ジェネラルサントスは、南コタバト州、北コタバト州、スルタンクダラット州、サランガニ州からなる、ソクサージェンの玄関口である。1996年に運用を開始したジェネラルサントス空港は、マニラ、セブ、イロイロからの商業便や同地域向けの便が就航している。