メトロマニラでは新型コロナウイルスの警戒レベルが3に上がったが、ダバオ市は国内移動者に対して移動制限や追加の条件を求めることをおこなわないとした。
メトロマニラでは2022年1月3~15日の警戒レベルが現状の2から3に引き上げられた。この決定に関して、2021年12月31日、大統領報道官のKarlo Nograles氏は、感染症対策を担う省庁間タスクフォースが、首都圏で新型コロナウイルスの感染拡大が見られたため、警戒レベルを上げたと発表している。
しかし、ダバオ市を含むフィリピンのほとんどの地域では、15日まで警戒レベル2となることが発表された。ダバオ市では、24~72時間以内のPCRテストの陰性結果を提出する必要があると、市長令で定められていた。しかし、2021年11月16日、警戒レベルが2に引き下げられたことを受け、PCRテストの陰性結果提出は廃止された。
その一方で、CTOOは、Facebookの投稿にビジネス許可が降りているホテルや施設が付いたツアーを利用するよう、旅行者に呼び掛けている。また、空港の監視もおこなっている同所では、国外からくる人たちを中心に空路で来る旅行者の監視を厳しくおこなっているとも述べている。海外にいたフィリピン人はホテルに移送され、空港到着と同時に隔離する場所となっている。この隔離期間は、出発した国とワクチン接種の状態によって変わってくるという。
マニラでは感染拡大への懸念が明らかになっており、今後ダバオ市にも波及する危険性が残っている。この頃の落ち着いた感染状況に甘んじず、粛々と基本的な感染対策に取り組むことが求められている。