【News】大幅に遅延していたダバオ市沿岸道路の橋梁工事、ようやく目途が付き最終段階へ

DPWH
©DPWH

2021年9月26日(日)公共事業道路省(DPWH)は、ダバオ市沿岸で建設中のダバオ沿岸道路について、新型コロナウィルスによる都市封鎖や隔離措置の影響で1年以上も遅れが生じている橋梁工事が2022年第一四半期(2022年1月から3月)中にようやく開始される目途がたったことを明らかにした。ダバオ市沿岸道路は市内の混雑する渋滞を解消するためにダバオ市バゴ・アプライヤ地区からRカスリーリオ地区までのおよそ18㎞をダバオ湾岸に沿って建設されている道路である。

公共事業道路省(DPWH)ダバオ支部のプロジェクトマネージャーは、コンサルティング業務を請け負う業者の入札が完了し、委員会で承認されたことを受け、遅れが生じている橋梁工事に関して来年の第一四半期(2022年1月から3月)中に工事を開始できる見込みとなったと述べ、当初2023年に開通する予定であったブカナ橋の完成は2025年にずれ込む見通しだともと付け加えた。

ブカナ橋の建設に当たっては、全長540mの幅4車線で31.1億ペソの費用が投じられ建設工事が進められる。建設費用については、昨年12月に公共事業道路省(DPWH)と在フィリピン中国大使館が署名した協定により中国政府の援助を通じて資金提供が実施され、橋梁工事が完成すると既に開通済みの一部道路も含め、全てのダバオ沿岸道路が開通することになる。

中国の援助で進められるダバオ沿岸道路の橋梁建設のみならず、国際協力機構(JICA)がフィリピン政府に対して円借款貸付契約で行うダバオ市バイパス建設事業(第二期)のトンネル工事(全長2.3㎞、高さ8m、幅10m)も本格的なトンネル掘削工事が今月から着工され、ダバオ市のトリル地区からパナボ市まで迂回できる可能な北回りと南回りのルートが新たに建設されることで、完成後はダバオ市の大幅な渋滞緩和が期待されている。

【コラム】フィリピンの田舎で暮らしていて知った、おまじないの話

その他のコラム記事はこちら

HW_LOGO

ビザ・レンタカー・通訳・翻訳なら | ダバオの日系旅行会社