【News】大統領選に向けた大きな動き、ドゥテルテ大統領、ゴー議員、サラ市長の決断は?

ドゥテルテハウス

10月に入り、続々と大統領選への出馬手続きが進みつつある。特に注目されてきたドゥテルテ大統領、クリストファー・ゴー上院議員、そしてサラ・ドゥテルテ=カルピオダバオ市長はどのような決断をしたのだろか?

まず、10月2日に出馬の届けを出したのは、クリストファー・ゴー議員だった。ゴー議員は副大統領選への出馬を表明した。一方、先日副大統領として出馬することを公表したロドリゴ・ドゥテルテ大統領は出馬を取り下げ、40年と続けてきた政界からの引退を表明した。ドゥテルテ大統領は、「国民の意志に従って、これまで長い間大統領を続けさせてもらいました。そして今日、政界からの引退を表明します」と語った。

この決断は、副大統領選への出馬を表明してからの国民の反応を受けたもので、ある調査では、全国からの回答者のうち6割がドゥテルテ大統領の副大統領選への出馬は違法行為だと回答していた。ドゥテルテ大統領は、さまざまな調査や掲示板の書き込みなどを踏まえ、自分の人生において何をすべきか話し合ってきたと述べ、「私にはその資格がなく、法やその精神の抜け道をかいくぐって違法行為をしようとしているという、フィリピン人からのあふれんばかりの感情があった」と語った。

大統領選への出馬を否定し続けてきたゴー議員は、一転、副大統領選への出馬を表明した。ゴー議員は、「ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が政界からの引退を決断されました。私はPDPラバンの副大統領候補のポジションに挑戦するためここにいます」と語った。ゴー議員はドゥテルテ政権が築いてきたものを継続するため、副大統領選への出馬を決めたと述べた。

同日(10月2日)、サラ市長の姿はMagsaysay公園にある選挙委員会にあった。サラ市長は、ダバオ市長への再当選をめざして手続きをおこなった。Facebookのサラ市長の投稿には、感謝の言葉が綴られていた。「同胞のフィリピン人から信頼や敬意というプレゼントをもらって、非常に光栄です。支援を表明してくれた皆さんに感謝します。何百万といるフィリピン人のように、平和で経済的に成長する国を作るという目標を皆さんと共有し、今日、そしてこれからたくさんの年月を迎えたいと思います。2022年5月の選挙が誠実で、秩序を守ったもので、信頼されるものとなるように、皆さんでしていきましょう」と、投稿には書かれていた。

同じPDPラバンのマニー・パッキャオ上院議員は大統領選への出馬届けを済ませているが、ドゥテルテ大統領とは敵対する立場にあるため、ゴー議員とともに出馬する大統領候補は今後出てくることになるだろう。大統領選に出馬することになるのは誰だろうか?

 

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