ダバオ市警察署(以下、DCPO)は2月15日、リザール公園で行われる旧正月の祭事に向けた警備計画の実施を発表した。
DCPOの報道官であるマリア・テレシタ・ガスパン氏は、大きな混乱もなく終了した昨年とほぼ同様の警備体制で臨むとしている。
ダバオ市では、大規模なイベントが開催される場所では、バックパックの使用が依然として禁止されている。さらにDCPOは、今回の祭事にあたり地方公安大隊への協力要請も出し、万全の体制を敷いている。
またガスパン氏は、現在までダバオ市を標的としたテロの情報などは確認されていないが、ミンダナオ島で最大の都市であるダバオ市はテロのターゲットとなりうる事を意識しているとも強調した。
そして現在、ダバオ市中華街開発会は戌年を祝うためのイベントの準備を行っており、旧正月のカウントダウンは2月15日に開始される。中華街開発会の報道官であるジャスパー・フアン氏は、お祭りは市内に在住している中国人の為だけではなく、ダバオ市民全員にのためのものであると強調した。
イベントではサン・ペドロ・カテドラル教会でのミサを始め、リザール公園では中華料理等の屋台も用意され、お粥などが無料で分配される他、中国のゲームで遊べるコーナーやダンス大会なども開催される。