ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、2022年のダバオ市長選に出馬することを認めた。また、サラ市長の弟であり副市長でもあるセバスチャン・ドゥテルテ氏も副市長選に出馬することも明らかになった。大統領選への出馬をしないと発表したサラ市長だが、周辺にはまだあきらめていない関係者もいるようだ。
まず、このことが分かったのは9月16日木曜日のことだった。市長の報道官がテキストメッセージで「はい、確認しました。サラ市長によると、ダバオ市長選に再び出馬するつもりとのことです」と認めたのだった。さらに、セバスチャン・ドゥテルテ副市長も同様に副市長選に出馬するともコメントした。
この翌日(9月17日)、Waterfront Hotelでおこなわれたワクチン接種イベントを訪れたサラ市長はこの事実を認めた。また、セバスチャン副市長がサラ市長の政党HNPとHTLをつなぐ役割を担うことも認めた。さらに、このワクチン接種イベントの主催者と医療従事者への感謝をSherwin Gachalian上院議員とともに述べた。今回のイベントは、経済を支える25,000名へのワクチン接種をおこなう目的でおこなわれている。サラ市長はGachalian上院議員とも話をしたことを認め、「政治家が一緒になれば、話し合いで政治についても触れるでしょう」とコメントした。しかし、その内容については言及しなかった。Gachalian上院議員も同様に政治に関する話については明らかにしなかった。
サラ市長は先日、大統領選への出馬をしないと発表したが、周辺ではあきらめていない人もいるようだ。
ダバオオキシデンタル州知事であり「Ituloy ang Pagbabago Movement」の一員でもあるClaude Bautista氏は、選挙までまだ時間はあると述べると、「何かが起こるはずです。私はいつも神の意志を信じています。大切なことは、サラ市長こそ国民に尽くし、誰もが従う存在だということです。彼女のリーダーシップを信じていますし、いつも彼女のことを信じています。そして、何があろうと、これからもずっと彼女を本気で応援するファンでい続けます」と述べている。
【News】ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏、大統領選へ出馬せず