【News】クリストファー・ゴー議員は大統領選への出馬を撤回、サラ市長は「ひとつになろう」と発言

ドゥテルテハウス

2022年大統領選に新たな動きがあった。ドゥテルテ大統領と共に長く活動してきており、大統領選に出馬したクリストファー・ゴー議員は、自身の出馬を取り下げた。そして、サラ市長は、同議員の言葉を借りつつ「ひとつになろう」と呼びかけたのだった。

12月2日、ゴー議員が大統領選から離脱することを表明した後、副大統領候補でありダバオ市長であるサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、ひとつになろうと呼びかけた。そして、「ゴー議員が大統領選から離脱しました。彼の言葉を借りると、『支援者そしてリーダーたちが一つになるために』も、国への想いを形にするためにも、BBM-Saraの結束をこれからも続けていきましょう」と語りかけた。

ゴー議員が大統領選に出るのを止めると宣言したのは、11月30日のことだった。この際、ゴー議員は、国のために尽くしたいとは思っているが、まだ適した時間ではないと思うと述べた。まず、自分の決断を後押ししたのは、大統領選に出馬するのに反対した家族と、ドゥテルテ大統領だったと述べた。そして、「ここ数日、自分の心や気持ちと行動が矛盾していることに気づいていました。身体や心、そして気持ちが本気で拒否したのです。私も傷つき、疲れる人間なのです」と語った。そして、自分は国のために、そして、支援者やリーダーをひとつにするために「大変な犠牲」を払いたいと思っていると述べ、ドゥテルテ大統領への忠誠があることも認めた。

今回のゴー議員の決断について、サラ市長は自分の意見も述べた。そして、「出馬を申し出るのも、引き下がるのも、個人の決断です。クリストファー・ゴー議員の決断がどのようなものであっても、尊重します」と語った。

ゴー議員の大統領選出馬を取りやめる決断を踏まえ、サラ市長は、同議員の支援者をさらに取り込もうとしたことがその言葉からも伺える。ゴー議員が出馬すると明らかにした際、ドゥテルテ大統領は「ゴー議員を支援する」と言葉にしていた。それでは、ドゥテルテ大統領は誰の応援に回ることになるだろうか?今後の動向に注目したい。

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