ダバオ市役所は、フィリピンメンタルヘルス協会(PHMA)ダバオ支部とパートナーシップを結び、「電話」での無料カウンセリングをおこなっている。既に28名がこのサービスを利用しており、今後さらなる活用が期待されている。
2020年12月24日にカウンセリングサービスが始まり、2021年2月4日現在で計28名のダバオ市民がカウンセリングを受診している。そのうち21名は現在も診療が続いており、2名は診療を終えている。また、4名は診療のフォローアップをおこなっており、残すはインタビューだけだという。この2ヶ月間で、着実に市民の心の病に寄り添ったサービスを提供し続けている。
同プロジェクトを取り仕切る、PHMAダバオ支部代表は、オンラインでのメンタルヘルスサービスの利点について語った。「フィリピンでは、精神科がすべての病院に備わっているわけではない。しかし、今回ダバオ市で始まったオンラインでのカウンセリングであれば、どこからでもアクセスができる。つまり、患者と医者がもっと簡単につながることができる」と語った。
コロナ禍で人に会えない、行きたいところに行けないなど、気持ちが沈んでしまうことも多々あると思う。ダバオ市のカウンセリングサービスは、そんな市民の気持ちに寄り添ったものとなっている。