【News】地元アーティスト、ロビン・カスティオ オンラインでカダヤワン祭を祝う

ダバオ市で最も盛り上がり、市民が楽しみにしていると言っても過言ではないイベント「カダヤワン祭」。今年は、新型コロナウイルスの影響により、主要なイベントは軒並み中止となり、オンラインでの開催を余儀なくされている。

本来であれば11の部族が集い、街には鮮やかな色、ドラムの音、ダンスをする人々、声援が溢れる祭りになるはずであった。しかし、今年はソーシャルディスタンス、マスクの着用などの厳しい規制があるため、従来とは異なる形での開催となったが、新しいカダヤワン祭を祝う1人のアーティストがいる。

ロビン・カスティオ氏は、オンラインで展覧会を行っているアーティストの1人である。彼の作品では、街中の道にあるものにスポットを当て、この祭りの時期に、街が本来どのようにな姿になっていたのかを描いている。市内を散歩することは彼のルーティンになっており、気になった場所を見つけると、人目のつかない角に腰を据えて制作を始める。彼の才能あふれる一筆一筆は、目の前の動きのある風景を見事に捉え、1枚の紙に永遠の命を吹き込んでいる。そして、カスティオ氏は作品を作るにあたり、青、赤、黄色、焦げたシエナ色の4つしか使わないという。

今回の展覧会では、ドリアンやマンゴスチンを売る露店、花でいっぱいのフラワーマーケット、ランの花を髪に飾った女の子など、新型コロナウイルスの影響を受けたカダヤワン祭の街の様子を描いている。さらに、本来のカダヤワン祭の様子を描いた作品も展示しているという。そこには、果物や花とパレードをする部族の子どもたち、花を付けた部族の女性などの姿がある。彼の作品は現在、個人サイトやFacebookで公開されているので、彼の作品を見ながら、本来のカダヤワン期間中の街の様子を思い浮かべてみるのも面白いかもしれない。