【News】ダバオ市国立博物館が1月11日に再開―地震被害復旧後の初公開で来館者期待

国立博物館イメージ
©PIA

フィリピン国立博物館ダバオ館(以下NMP‑Davao)は、2026年1月11日に一般公開を再開し、多くの来館者が訪れることを見込んでいると発表した。

NMPの博物館部門代理副館長アーヴィン・マヌエル・R・ビラロン氏によると、再開の告知後、多くの人々から手続きや利用方法に関する問い合わせがあり、学校による見学ツアーの予約もすでに入っているという。

ビラロン氏は1月11日のメディアインタビューで、「以前の来館者数に戻るまでには、1~2週間、あるいは1か月ほどかかるでしょう」と述べ、2月までには通常の水準に戻り、3月にはアラウ・ナン・ダバオ祭(Araw ng Davao:ダバオの日)に合わせて来館者数がさらに増加すると予想していると付け加えた。

2024年12月から2025年10月までの来館者数は約30万人に上り、平均すると月間2万~3万人が訪れているという。

ビラロン氏は、多くの来館者が訪れても、博物館はセルフガイド方式で設計されているため、スタッフは全員に対応できると説明。展示のキャプションも十分に整備されており、来館者は自分のペースで展示を楽しめる。一方、希望する人にはガイドツアーも引き続き提供される。

新たな展示・プログラムも用意

ビラロン氏は、再開に合わせて来館者が期待できるプログラムとして、ダバオ市の11の民族・言語集団に関する公開プログラムや、美術、歴史、自然遺産に関連する各種プログラムを実施する予定だと述べた。また、最新情報は博物館の公式SNSページで確認するよう呼びかけた。

博物館は現在、月曜日から日曜日まで午前9時から午後5時まで開館しており、入館は無料。来館者は身分証明として有効なIDを1点提示するだけでよい。なお、展示品への損傷を防ぐため、館内への飲料や水筒、タンブラーの持ち込みは禁止されている。

NMP‑Davaoは、2024年12月1日に一般公開を開始した。ミンダナオ島では4番目の国立博物館で、地域最大の規模を誇る。

場所はダバオ市ポブラシオン地区バランガイ4A、J.パルマ・ギル通り沿いのピープルズパーク・コンパウンド内である。1階から4階まではNMP‑Davaoの展示フロア、5階はダバオ市立博物館(Museo Dabawenyo)が設けられている。

昨年の地震による構造上の被害なし

ビラロン氏によると、2025年10月10日にダバオ地方を襲った強い連続双発地震(Doublet earthquakes)では建物に影響があったものの、構造上の損傷はなかったという。一部の展示品は落下して修理を要し、塗装にひび割れや微細な亀裂が生じたが、展示品の完全破損や展示不能には至らなかった。

博物館では、損傷した展示品や微細な亀裂の修復に加え、電気設備や機械設備の点検も実施。地震後には将来の地震に備え、展示品や美術品が損傷を受けないよう追加の保護措置も講じられた。

ビラロン氏は、建物の修復に協力したダバオ市地方自治体(LGU)および市土木局(以下CEO)に感謝の意を表し、「来館者の皆さんに安心していただきたいです。地震のような予測できない事態が起きても、この建物は安全です」と述べた。建物はCEOおよび博物館所属の技術者による検査を受け、構造上問題がなく、緊急時の避難経路も整備されていることが確認された。

再開を喜ぶ来館者

博物館の再開とともに、来館者は少しずつ訪れ、展示品を見学することを楽しみにしていた。

ミンダナオ大学看護学科のジェマイラ・レタルドさんは、初めての来館で再開に合わせて訪れたことを喜び、展示品に魅了されたと語った。次回は家族を連れて訪れたいという。レタルドさんは、博物館がダバオ市の歴史を学ぶうえで非常に役立つと述べ、特に学校ではあまり触れられない情報を学べることが貴重だと指摘した。

ダバオ・オリエンタル州カトモナン小学校の教師ジョアン・A・シンビロさんは、再開と訪問が重なったことを喜び、博物館の再開は地域文化や歴史の教育に重要だと強調した。次回は家族を連れて訪れるとともに、生徒たちもガイド付きツアーに参加させたいと述べた。「子どもたちはこの場所を本当に楽しむと思います。特に保存された展示品には驚き、感動するでしょう」と語った。

【News】フィリピン国立博物館、2024年10月にダバオ市にオープン予定

【News】ダバオ市国立博物館(Museo Dabawenyo)が営業を再開、オンラインツアーも閲覧可能

【News】ダバオの情報ポータルサイト「ダバオッチ」でサポーター募集開始!

c94f801b2b7c09c2a0f879e7150e1347-300x131.png

ビザ・レンタカー・通訳・翻訳なら | ダバオの日系旅行会社