【News】ダバオ市、災害時の指揮・通信の中枢拠点となるCDRRMO緊急運用センター起工

土砂崩れ 災害

ダバオ市政府は、防災体制の強化および災害への対応力・レジリエンス(復元力)の向上を目的として、マー・バランガイ(行政区)に2階建てのモータープール施設(Motor Pool Facility:車両・重機管理拠点)を建設する計画である。

この施設は、ダバオ市災害リスク管理局(以下CDRRMO)の緊急運用センターの一部として整備される予定である。

10月28日、CDRRMOは市エンジニア事務所および関係機関と連携し、プロジェクトの着工を記念する起工式を実施した。

本施設の建設は、市政府が推進する「総合的なCDRRMO拠点」の整備を目指す三段階計画の第2段階に位置付けられている。

今年初めには、マラゴス・バランガイでプロジェクト第1段階となる「マラゴス倉庫」の建設に向けた起工式が行われた。同倉庫は、救援物資などの緊急対応資機材を保管する重要な物流・備蓄拠点である。

CDRRMOのアルフレド・バロラン局長は、同施設が市全域における災害対応および復旧活動を支える運用車両、重機、その他のライフライン資源の中核拠点として機能するよう設計されていると述べた。さらに、CDRRMOの捜索・救助チームも同施設内に配置される予定であると付け加えた。

施設の整備完了後には、同じ場所でCDRRMO緊急運用拠点の建設が開始される予定である。戦略的な立地を生かし、この拠点は災害発生時における市の指揮・通信機能の中枢拠点となる見込みである。

バロラン氏は、「私たちが本日ここに築いているのは、単なるインフラではない。災害発生時にダバオ市が常に立ち上がり、迅速に対応・復旧し、より強靭に再生できるよう備えるための体制づくりと協働の仕組みである」と述べた。

ダバオ市のセバスチャン・ドゥテルテ市長代行は、市議会議員アルベルト・ウンガブ氏が代読したメッセージの中で、「ダバオ市政府は、市民の安全確保のため、防災および減災を最優先課題として取り組み続ける決意である」と述べ、「これまで私たちは、災害への強靭性を高めるため、取り組みの範囲を拡大し、効果的な施策と戦略を推進するとともに、災害対応における多分野連携の強化に努めてきた」と語った。

さらにドゥテルテ氏は、「緊急運用センターの設立は、緊急時に市の指揮中枢として機能するものであり、ダバオ市内の既存の防災・減災拠点に加わることは歓迎すべきである」と付け加えた。

ダバオ市政府はこれまで、効果的なプログラムや戦略を推進することで、災害に対する強靭性の範囲を強化・拡大してきた。これは、市民一人ひとりの安全と福祉を最優先に考え、より災害に強いコミュニティを築くという市政府の取り組みの証である。

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