気候変動により、世界各地で異常気象が確認されるようになってきた。ダバオ市でも度々洪水が発生しており、ダバオ市役所も命を守るためにさまざまな取り組みをおこなっている。そしてこの度、第2地区に「避難施設」が開設された。
今回建設された避難施設は、Pawuibato、Bunawan、Buhangin AおよびBの住民が被災した際避難する場所となる。また、必要となった場合は、他の地区の住民も使用できる。同施設の責任者であるMinda Silvano氏は、施設にはキッチン、シャワー室、トイレ、貯蔵庫、診療室、分娩室、キッズルームなどが設置されているという。Silvano氏によると、300人を収容でき、このセンターに来れば子どもや女性、妊婦、高齢者に食料が配布されるという。また、金銭面での支援のためリストに加えられるとのことだ。
さらに、ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は不測の事態に備えて急ピッチで避難施設の準備を進めており、災害が発生したらすぐに被災者に避難所を提供するという。
ダバオ市災害リスク軽減事務所(CDRRMO)のAlfredo Baloran所長によると、今回完成した避難施設は2つ目となり、1つ目の施設はLos Amigoにあるという。また、EdenおよびTorilにも同施設が現在完成向けて工事が進んでおり、ダバオ市ではこのような施設をもっと多く設置するため、場所を探しているところだという。
災害はいつ襲ってくるか分からない。その時にひとつでも多くの命を救うため、避難施設がひとつでも多く完成することが求められている。