はじめまして!ダバオッチ編集部のゆいです。
今回は、2025年10月7日〜10日の4日間にわたって開催された、ミンダナオ国際大学(通称:MKD)の第23回フィリピン・日本祭りに参加してきました!
ダバオにいながら、日本とフィリピン、両国の文化に触れられるとても貴重なイベント。映画、ダンス、伝統芸能に文化体験と、盛り沢山のプログラムが用意されていて、どっぷりと両国のカルチャーに浸かることができました!
当日の様子をたっぷりレポートさせていただきます!
はじめにーMKDとは?
ミンダナオ国際大学(MKD)について詳しく知りたい方は、過去の記事をご覧ください!
フィリピン・日本祭り
今年のテーマは、
「フィリピンと日本:戦後の和解を尊重し、歴史から学び戦略的かつ文化的なパートナーシップの深化を通じて平和を推進する」。
深い歴史的背景を持つ両国ですが、それを未来への前向きな関係につなげようという思いが込められています。プログラムは、学びのある映像上映から、誰でも楽しめるゲームまでバリエーション豊か!

1日目ー10月7日
初日は無料健康診断、献血、ミサ、クイズ大会、講演会が行われました。
残念ながら私は参加できなかったのですが、実は開会式は翌日に予定されていたため、1日目は「前夜祭」のような雰囲気だったようです!
2日目ー10月8日
\ 開会式 & 文化体験DAY!/
この日から本格的にお祭りがスタート!
会場には、開会式を一目見ようと、多くの学生たちが1時間前から集まっており、すでに熱気が立ち込めています。
▼ 開会式

開会宣言や来賓スピーチに加え、MKDの学生や、隣接する日系人会学校の子どもたち、職員さんたちによるフィリピンの民族舞踊が披露されました。
フィリピンの民族舞踊は、衣装も踊りのリズムも日本とはまったく違っていて、とても新鮮でした。
日本にいるとこういった踊りを見る機会は少ないので、フィリピン文化の一面を実際に見て知ることができる貴重な体験でした!

それだけではなく、、、なんと日本の伝統舞踊やパフォーマンスも観ることができるんです!日本とフィリピンどちらか、ではなくどちらの文化も楽しめるのがこのフィリピン・日本祭りの醍醐味!
カラフルな着物を見に纏った華やかな祇園踊りが披露されました。フィリピンで日本の伝統芸能を観ていると、自分が今どこにいるのかわからなくなります笑

個人的に最も印象に残っているのが、太鼓とソーラン節のパフォーマンス!まさかここダバオでソーラン節を見られるとは思いませんでした。一人一人の表情に緊張感と真剣さが感じられ、その雰囲気に圧倒されました。

2日目の午後は大学の教室で行われる日本・フィリピン文化体験に参加しました。

まずはフィリピンの伝統ゲーム、Sungka(スンカ)に初挑戦!
フィリピンの有名な伝統ゲーム、スンカを体験しました!ルールに従ってsigay(貝殻)を動かしながら、自身のbahay(家)に溜まった貝殻の数を競うゲームです。ビギナーズラックで3戦無敗!大人から子供まで楽しめるシンプルなゲームですが、分析力や記憶力が試される奥深いゲームだそうです。

次は折り紙に挑戦!と言ってももちろん日本人である私は折り紙は何度もしたことがあります。笑
しかし、フィリピンの参加者にとっては新鮮だったようで、みなさん一生懸命挑戦されていました。

お次は書道に挑戦!
日本でも書道をする機会はなかなか限られている中、海外で書道を体験できる貴重な機会。そして、なんと書道をレクチャーしてくださったのは大学で日本語教員をされている日本人の先生でした!MKDには日本人の教員がいらっしゃるみたいです!

この他にも、お箸レッスン、浴衣の着付け、盆踊り、フィリピン料理教室など様々なアクティビティーが楽しめるラインナップとなっていました。
観るだけじゃなく、参加できることがこのお祭りの最大の魅力です!
3日目
\ シンギングコンテスト! /
この日は、日本語・タガログ語のシンギングコンテストを観覧しました。
実は、私がフィリピンに来て驚いたことのひとつが、歌唱力の高さ!
ショッピングモールでも、レストランでも、どこからともなく聞こえてくる鼻歌が、めちゃくちゃ上手い。カラオケに行った時は、もう完全に聴き役に徹していました。笑
そんなフィリピン人の皆さんが、日本語やタガログ語の歌を披露するコンテストは、想像通りのハイレベル!
アニメソング(ドラえもん、鬼滅の刃など)が大人気で、観客席も一緒に口ずさむシーンはとても印象的でした。


4日目
\ 地震による中止、それでも心に残る最終日 /
最終日は、ミンダナオ地震(M7.4)の影響により、イベントは急遽中止に。
本来は映画上映会やコスプレコンテスト、お祭りを締めくくる盆踊りなど、フィナーレにふさわしいプログラムが予定されていただけにとても残念でしたが、何よりも参加者の安全が最優先。
大学の迅速な対応には心から感謝です。
最後に
今回初めて「フィリピン・日本祭り」に参加し、4日間を通して強く感じたのは、文化は国境を越えて人と人をつなぐものだということです。
日本から遠く離れたダバオで、日本の踊りや歌が披露され、それをフィリピンの人たちが一緒に楽しみ、学び、関心をもってくれている姿を見て、文化を共有することの面白さやその意味を改めて実感することができました。
また同時に、フィリピンの文化にもたくさん触れることができ、その面白さに気づくきっかけにもなりました。
言葉や習慣が違っても、こうして一緒に何かを楽しめる空気がある場所にいられたことは、とても貴重な体験でした。
今回のイベントをきっかけに、もっとダバオのこと、フィリピンのことを知りたくなりました!
そんな思いで、この記事を締めくくりたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!







