【News】老朽化指摘のダバオ国際空港ターミナル拡張へー2026年完工予定

ダバオ国際空港

フィリピン民間航空局(以下CAAP)は、ダバオ国際空港(以下DIA)の旅客ターミナルビル(以下PTB)の拡張工事が、2026年12月の完成を目指して順調に進んでいると発表した。

総事業費6億5,000万ペソにのぼるこのプロジェクトでは、PTBの床面積が現在の1万7,500平方メートルから2万5,910平方メートルへと約48%拡張され、座席収容数も1,500席に増える見込みだ。

CAAPは、2025年7月24日に発表した声明の中で、「テナント向けスペースも新たに設けられ、このプロジェクトによって市内で約4,000人分の雇用が創出される見込みです」と述べている。

運輸省(以下DOTr)のビンス・ディゾン長官は、CAAP管理部門のダンジュン・ルーカス副総局長(弁護士)、およびDIAのレックス・オブセナ空港マネージャー兼代理マネージャーとともに工事現場を視察した。

ディゾン長官は報道陣に対し、「ダバオ空港は大幅な改修が必要な状況にあり、その改善に向けて全力で取り組んでいます」と述べた。

今回の拡張工事は、2024年4月にセバスチャン・バステ・ドゥテルテ市長代行が、空港施設およびサービスに関する長年の課題に対応するようCAAPに求めたことを受けて実施されるもの。

ドゥテルテ氏は、「この問題はたびたび指摘されてきました。ダバオ国際空港を管轄するCAAP第11地方事務所に対し、地元政府として継続的に改善を求めてきましたが、これまで大きな進展はありませんでした」と語った。

またダバオ市政府は、市民および旅行者の利益のために、これまでさまざまな形で空港支援を行ってきたと強調した。

2023年初頭には、乗客サービスの向上を目的に空港の北ウィングが改修された。これに先立ち、DOTrは空港全体の改修事業として10億7,000万ペソを割り当てており、その中には2024年に始まった旅客ターミナルビルの改修および拡張も含まれている。

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